これは便利!花壇の水はけを良くする、手作り「土壌改良材」
(*この記事はプロモーションを含みます)
こんにちは、えひめのMiho(@ehime_miho)です。
来年の春に向けて宿根草を植えるシーズンがやってきました。
今日はわが家の水はけの悪い花壇のために手作りした「土壌改良材」をご紹介します。
植え付ける前に庭の土に混ぜるだけなので、と〜っても簡単!
有機質系の肥料が入っているので肥料を買い足す必要はなく、経済的でもあります。
真砂土などフカフカにはほど遠い土で草花を育てたい方の参考になればうれしいです。
目次
⒈土壌改良材を作ったきっかけ
わが家の庭の土は主に真砂土(まさつち)です。砂のような質でありながら、場所によっては粘土的な特徴があります。
今回土壌を改良した花壇は、高さ1.2メートルの壁の北側で日当たりが悪く以前から水はけが悪いのが悩みでした。
すべての土を花用の土に替えるのは大変です。なんとか簡単に安くできる方法はないか調べた結果、土壌改良材を作って元の土にまぜることにしました。
土壌改良をする花壇
1.5平方メートル程度の広さで、4ヶ月前に植えた紫陽花と、2週間前に植えた4株の宿根草があります。
それらを植えたまま作業をしたいので、あらかじめブレンドしておいた土壌改良材を苗をよけて土にすき込むことにしました。
⒉手作りブレンドの土壌改良材
使用する資材
①パーライト(3−5ミリ)20L
②もみ殻くん炭10L
③馬ふん堆肥(または牛ふん堆肥)10L
④腐葉土10L
⑤有機石灰(または苦土石灰)200g
⑥骨粉100g
⑦油かす100g
↓油かす、骨粉、菜園石灰のアップです。
石灰分として「苦土石灰」の代わりに、家にあった「菜園石灰(有機石灰)」を使いました。
各資材の役割
資材それぞれの役割を簡単に説明します。
①パーライト、②もみ殻くん炭……土の通気性や水はけを良くし土壌微生物の繁殖場所を作る
③牛ふん堆肥、④腐葉土……土壌中にすき間をつくり、土壌菌の作用でフカフカのやわらかい土にする
⑤有機石灰……雨で酸性に傾きがちな土壌を中性〜アルカリ性にする
⑥骨粉、⑦油かす……有機質系の肥料として(リン酸肥料として骨粉、チッ素肥料として油かす)
↑菜園石灰200g、骨粉100g、油かす100g。石灰は入れすぎに注意します。
土壌改良材の作り方
腐葉土以外の軽い資材をすべて、厚手のビニール袋等に入れてよく混ぜます。
腐葉土を入れないのは、湿気があって混ざりにくいため袋が破れるからです。
袋は45リットル程度の大きくて厚いものがよいです。念のため二重にし、破れないように優しく混ぜます。
まずはパーライトとくん炭を先によく混ぜ、後から粒状の「石灰、骨粉、油かす」を入れると混ざりやすいかと思います。
混ぜ終わったところです↓
⒊花壇の土壌改良作業
真ん中にある袋に入っているのがブレンドした土壌改良材です。腐葉土とスコップを用意します。
まず、荒起こしをします。
地面の雑草をぬき、苗をよけながら深さ30センチくらいまで土全体をスコップで掘り返します(今回は数日前に済ませてあります)。
次に、苗をよけて腐葉土10リットルを花壇の上にまきます。
続いて、腐葉土の上に土壌改良材をまき(写真は取り忘れました!)、スコップを使って荒起こしした土としっかり混ぜ合わせます。
宿根草の苗の間は移植ゴテを使い、優しく混ぜていきます。
最初は砂状で湿った土が、土壌改良材を混ぜていくとだんだん軽くフカフカになるのがわかりました。
最後に、地ならしで表面を平らにして作業は終わりです。レーキがないので幅20センチ程度の板で代用しました。
地ならしの後、そのまま1週間くらい土を落ち着かせたら土壌改良は完了。いつでも植物を植えることができます!
⒋土壌改良材の便利な使い方
土壌改良材をあらかじめ作っておくと、いつでも簡単に真砂土などの土壌改良ができて便利です。
例えば、これまで植物を植えたことのない家の東側通路の突き当たりに椿の苗を植えたい場合…
腐葉土とブレンドした土壌改良材を用意し、
スコップで深さ40−50センチの深さまで荒起こして混ぜ込むだけで、簡単で安価に土壌改良ができます。
混ぜる土壌改良材の量は、土の面積や状態に合わせて調節しましょう。
フカフカ度合いが少ない、湿り気が多いなどの場合は土壌改良剤を多く使うようにしています。
追記(2022.4.15)植物の育ち方の経過
【2021.11.21 】宿根草の植え付け直後の様子
【2022.4.9 】気温上昇にともなって、ぐんぐん生育しています。
【2022.初夏 】紫陽花をはじめ、宿根草が無事に開花しました。
右はバラ(アイスバーグ)のスタンダード仕立てです。
終わりに
今回、土壌改良材を初めて自作し花壇に使用しました。
あらかじめブレンドしておくことと、必要な量だけいつでも簡単に使えてとても便利だと感じました。
真砂土のままでは草花が育ちにくくて困っていましたが、これで解消できそうです。
この記事が、土作りからガーデニングを楽しみたい方の参考になれば幸いです。
参考記事>>園芸通信「どんな庭でも基本は土作りから」