行正り香さんとお食事会「ヒュッゲに暮らすための住まい」〜広島アンデルセン2024

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    行正り香 広島アンデルセン

    (*この記事はプロモーションを含みます)

    ハロハロ〜、えひめのMiho(@ehime_miho)です。

    今日は広島アンデルセンで開催された、行正り香さんのお食事会についてお話しします。

    広島アンデルセン デンマークフェア

    6月のアンデルセンといえば、恒例のデンマークフェア!

    2024年は「いっしょに、ヒュッゲ。」をテーマに掲げ、フェア限定のパンやスイーツのほかデンマークの暮らしを紹介する催しが全館で行われていました。

    ※ヒュッゲとは、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かで居心地のよい雰囲気」の意味です。

    ◇アンデルセン>>デンマークフェア2024 特設サイト

    行正り香さんの食事会の題は「ヒュッゲに暮らすための住まいと 人生を彩るデコレーション」。

    私は20日夕と21日昼の両方に参加が叶いました。

    り香さんのお話があまりに素敵だったのでシェアさせていただきます♪

    6月20日のディナー・パーティー

    2つのパーティーはそれぞれに料理もお話の内容も異なり、住まい、旅、音楽、絵画などさまざまな面から暮らしのヒントをお聴きしました。

    広島アンデルセン デンマークフェア
    行正り香さんパーティー(6/20のディナー)

    ①新刊「人生を変えるリノベーション」の誕生

    「人生を変えるリノベーション」のルーツは、り香さんが若い頃デンマークで受けた衝撃にまでさかのぼります。

    広告の仕事で訪れた2月のデンマークはとても寒く、仕事現場のスタッフも街行く人々もおしゃれは二の次。

    外ではスポーツウェアなど、とにかく暖かい服を着込んでいました。

    ところが室内へ入ると雰囲気は一変。

    キャンドルや間接照明が灯り、すてきなお皿や家具のある心地良い空間が広がっていたのです。

    り香さんはそこでのお茶会や食事会を通して、「質素とゴージャス(上質)」が共にあることに感銘を受けたそうです。

    faceless people toasting with glasses at dinner
    Photo by Askar Abayev on Pexels.com

    ②リノベーションのポイントは「逆算して理想を分解」すること

    リノベーションでは、理想を見つけて逆算することが大切です。なぜなら、理想がないと真似するために必要な情報を分解できないからです。

    まず「人生の最後をどう暮らしたいか、どう消えてゆきたいか」と自分に問いかけてみましょう。

    これは悲しい質問ではなく、ポジティブな問いです。

    例えばり香さんは、「飲んで、食べて、笑って暮らしたい。最期は、あー楽しかった!と言って終わりたい」そうです。

    行正り香 人生を変えるリノベーション
    「人生を変えるリノベーション」より

    理想のスタイルが見つかってそれを分解する時は、「頭の中に表を作る」イメージが大切です。

    ・表のたて軸にスタイル、床・壁、家具、デコレーション(絵画や植栽)といった要素を書き

    ・その横に、理想を分析してわかったこと(色や形、素材など)を書き込む

    ※「人生を変えるリノベーション」p.16参照

    ③人生を変えたいなら、リサーチにエネルギーを注ぐ!

    40代〜50代で「人生を変えたい、生活を変えたい」と思っている方は、多いのではないでしょうか。

    まず、「どうなりたいか?」の理想を徹底的にリサーチして下さい。「私はこうなりたい!」を鮮明に描くことにエネルギーを注ぎましょう。

    今たくさんの情報があふれていますが、それらをバラバラにつまみ食いしていては理想のスタイルは見つかりません。

    理想のスタイルをみつけるには、本・雑誌・映画を見たり、店舗やホテルや美術館に足を運ぶなどいろいろな方法があります。

    り香さんはハイブランドのお店に、服やバックを見るのではなく壁や床をじーっと観察するために通ったそうです 笑

    行正り香 広島アンデルセン

    理想のスタイルを見つけたら、情報を「体系的に」分解しましょう。なぜなら、ものごとは系統立てて初めて頭に入ってくるからです。

    例えば、

    ◆料理を学ぶ時に「この人の塩加減好きだな、ワインに合う感じが好きだな」と思ったら、理想をその料理家の本一冊に決めます。そして、その人のレシピ通りに丸ごと作ってみる。

    ◆広島アンデルセンを理想と決めたなら何度も通い、審美眼をもって選ばれたパン、ワイン、チョコレート、惣菜、お花を繰り返し体感する。

    覚えておいて欲しいのは、まず最初に全体像を捉えてから、ブレイクダウン(分解)をすること。

    くれぐれも「起承転結」で考えず、シンプルに「理想からの逆算」と覚えておきましょう♪

    6月21日ランチ・パーティー

    広島アンデルセン デンマークフェア
    行正り香さんパーティー(6/21のランチ)

    り香さんのライフワークは「課題」を解決すること

    二日目は、ライフワークとライスワークのお話から始まりました。

    「ライスワーク(Rice-Work)」は生活のためにお金を稼ぐ仕事、「ライフワーク」(Life-Work)は生涯を通じて取り組む自分の使命と思える仕事のこと。

    り香さんは、ご自身の仕事は一貫して「誰かの課題を解決すること」だとおっしゃいます。

    3つの例を見ましょう、

    ◆電通時代は「ファミマのお弁当をもっと売るにはどうすればいいか?」、「TOSHIBAの取扱説明書をどうすればもっとユーザーに読んでもらえるか?」などの課題をチームで解決。

    ◆「仕事で遅く帰っても、家で簡単にご飯を作るには?」のお悩みに、本「19時から作るご飯」「21時から作るごはん ローカロリーのかんたんメニュー」を提案。

    ◆「子どもの未来にどんな技能が必要か?」の問いに「英語とITリテラシーだ」と考え、カラオケEnglish探究学習教材「なるほど!エージェント」を制作。

    ロールス・ロイス(マル秘)台分の資金と17年もの歳月を費やして、たとえお金を生み出さなくとも、ライフワークとして作り続けてきたのだそう。

    そして今や「なるほど!エージェント」は文部科学省のサイト「たのしくまなび隊」に掲載される等の追い風を受け、北海道から沖縄まで10万人の子ども達に利用されるまでに成長しました。

    なんと!スギョ〜イ!

    そしてまた、「人生を変えるリノベーション」も同様に、「残りの人生をどう過ごしたいか?」を解決するHow to本になっています。

    終わりに

    行正り香さんのお話は、いつも分かりやすくて学びにあふれています。

    しかも、思わずクスッと笑っちゃうユーモアもたっぷりで大好きなんです。

    実は、インテリア本なのに書き出しが「残りの人生を、どんな住まいで、どう暮らしたいですか?」ってどういうことだろう、と不思議に思っていました。

    でも今回実際にお話を聴いて、その問いの大切さが身にしみて分かりました。

    まずはじっくり理想のスタイルを探す自問自答から始めます。

    り香さん流のインテリア・メソッドの詳細は、ぜひ「人生を変えるリノベーション」本をご覧くださいね♪

    り香さん、広島アンデルセンの皆様、ご一緒した方々!楽しい時間をありがとうございました。

    行正り香 広島アンデルセン 人生を変えるリノベーション