行正り香さん流「インテリアスタイルの決め方」@インスタLive
こんにちは!えひめのMihoです。
きょうは、4月5日にインスタLiveで配信された、行正り香さんのインテリア・レッスンのレポートをします。
テーマは「インテリアのスタイルをどう決めるか?」でした。途中、たくさんの質問が寄せられたため、り香さんがどんどん質問に答えていくLiveとなりました。
行正り香さんのお話を聴いてインテリアをステキに変えたい!というかたのお役に立てたらうれしいです。
参考テキストはこ以下の2冊になります。
目次
スタイルの決め方
「こんなインテリアを見たから、同じスタイルにしよう!」と、いきなり家具などを買い始めると、あとで迷子になることが多い。
あるスタイルでいくと決めたなら、その系統を貫くことが大事。例えばファッションでいうと、「今日はスポーティでいく」と決めたら上から下まで、そのスタイルで統一するのと同じです。
り香さんのスタジオの場合は…
スタイルとしては「デンマークのクラシックな感じ」、ちょっと古い感じをめざしている。
なので、選ぶものはローズウッドやマホガニーのキャビネットやチェアなど、ダークな色でまとめている。そこにつながるキッチンも、同じくダーク系でまとめている。
キッチンカウンターのトップは、コンフォート株式会社が出しているシーザーストーン(Raven)。こちらもローズ系の色を選んで空間に統一感が出るようにしている。
床はカーペット。色は同じく「ロースが入ったグレー」を選んでいる。
カーペットは汚やすいと思いがちですが、ワインやコーヒーをこぼしてもすぐに拭けば、そんなにシミにはなりません。
お掃除方法は、こぼしたところを中性洗剤をつけたタオルでたたいて(足で踏むことも)、液体をタオルに移すようにします。
歳を重ねると、オススメはカーペットです。床材に比べて柔らかいので、足に優しいからです。
フローリングの場合、特にマンションではどうしても「本質感」が出にくいと思います。リフォームのときにフローリングからカーペットに変えるのもよいでしょう。
質問コーナー
たくさんの質問&お答えから、10個まとめました!
①絵画の選びかた
まず、自分はどんな絵画が好きか?を見極めることが大事。美術館に観に行って自分の好きな絵を探してみましょう。
り香さんは外国の骨董品屋で買うことが多いそうで、好きなブルーや赤の入った、クラシックな絵を選んでいるとのことです。
②掃除がカンタンなインテリアは?
お掃除しやすいインテリア…となると「何も置かないのが一番」と考えることもできます。
でもり香さんは、例えばブータンの仏像や銀のトレイなど「旅の思い出」があってこそ楽しいと思うので、ほこりや汚れはつきやすいけれど大切に飾っているそうです。
③家電のコードの隠しかた
コードをまとめるグッズを使います(美しいものとそうでないものがあるので、吟味する)。コードが長いとダサくなってしまうので、ぐるっと巻きつけて短くするためです。
さらに、高さのあるケーキスタンドで隠しています。
④キッチンの下はどんな素材ですか?
キッチンに立った時の足元部分は、カーペットではなくタイルにしています。
参考図書>>>Amazon「行正り香のインテリア」のp.76の写真がわかりやすいです。
⑤初心者が取りくみやすいスタイルは?
ヨーロッパ調は初心者にはなかなかむずかしいかな、と思います。なぜなら、壁にアールつけたりモールディングを施したりして、家具と空間をなじませる工夫が必要だからです。
どちらかといえば別のお部屋、オークの家具を使ったモダンなスタイルの方が、マンションには合うと思います。
オーク材の家具は、価格的にも求めやすいのでおすすめです。
⑥古い家の和室はどこから手をつけたらいい?
どこから手をつけたら良いのか?の答えは「自分がいちばん長く過ごす場所」です。まずはそこを変えていくのが良いです。
⑦掃除機はどこに収納していますか?
生活感の出るものはクローゼットにまとめて収納しています。くずかごなど美しくないものも、すべて隠しています。
例えばWi-Fi関連の機器なども、下の写真のように引き出しに入れられるようにしています。リフォームする前に、どこに何を隠すかをよく考え、そのための配線をお願いしました。
配線といえば、ライティングも同じです。あらかじめ、どこにどんなサイズの絵を掛けるかを決め、そこを照らすようダウンライトの配線を回してもらいました。
⑧ラグはどこで買い求めますか?
著書「行正り香のインテリア」p.126の問い合わせリストに掲載されてます♪
口当たりの良いおすすめのワイングラスは、「シュピゲラウ」というドイツのメーカーのもの。「アディナ」という商品かなと思います。
⑨大きさ違いの絵を飾る時の、高さの決め方
壁に飾った絵を見たときに、自分の目が絵のセンター(フォーカルポイント)にくるようにします。「いちばん絵を楽しむ人の目の高さ」を基準にしています。
こういった感覚もやはり、美術館での絵画の配置を観察してみるとよくわかると思います。
⑩壁の色は白ですか?
画面を通すと白に見えるかもしれませんが、実はまったく白ではありません。黄色っぽくしています。真っ白では、どうしても病院のようになってしまうからです。
しかも、色ムラをつけています。均一を好む日本人としては、ちょっと抵抗があるかもしれませんが、その方がかっこいいと思うからそうしています。
り香さんおすすめの音楽CD
キッチンカウンターにCDプレーヤーとCDが収納されている、とのお話しがありましたが、おすすめのCDも紹介して下さいました♪
どれもり香さんがよく聴く、大好きなCDとのこと。ずいぶんお安いようです!
おわりに
とても楽しい45分間のインスタLive。学びが多くてワクワクする時間でしたね。
ここまで深く考え、選びぬいたインテリアだからこそ、り香さんのスタジオはあんなに居心地がいいのだな〜と感心しっぱなしでした。
今回のテーマ「インテリアのスタイルをどう決めるか?」は、著書「行正り香のインテリア」のp.11〜『PART1:スタイルを決める(家具のそろえかた)』に詳しく載っています。
ではでは!また読みにきて下さいね〜。