息子を山村留学させてわかった5つのこと

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    高市小学校全景

    子育てをしていると子どもには未来をたくましく生きてほしいけど、どんな教育を受けさせれば良いのかわからないと戸惑うことはありませんか。

    私はあります。生き方や学び方の正解が一つではない時代になったともいわれ、その迷いは増すばかりですね。

    今日は、現在高校生の息子が小学6年生で親元を離れて山村留学をした経験についてシェアします。

    子育ての選択肢の一つとして、「こんな学び方もあるんだ!」と参考になればうれしいです

    <ご注意>高市小学校は平成28年度で閉校しました。現在こちらの山村留学は通う学校がバスで10分の広田小学校にかわり、留学センター長も変わりました。そのため、体験できる内容も当時とこのブログ当時と大きく変わっています。

    山村留学をご検討の親御さんは、ぜひ実際に留学センター足を運んで下さい。大事なお子さんを一年間あずける場所ですので、現在の山村留学についてご自身の目と耳で確認されるよう、強くおすすめいたします。

    1年間の山村留学

    息子が留学したのは、愛媛県伊予郡砥部町の高市小学校(平成29年度末に閉校)。

    きっかけは4年生の時に学校でたまたま配布されてたチラシをもらって「ワクワクするから行かせて!」と私に見せたことがきっかけでした。

    そして、息子のその気持ちは一年経っても変わりませんでした。

    常々「この子にあった学びはなんだろう?好奇心いっぱいに、伸び伸び学べる経験をさせてやりたい」と思っていた私と夫は、息子の思いを尊重して留学を決めました。

    >>>Googoleマップ「砥部町高市小学校」

    現在は閉校になった「砥部町高市小学校」

    高市小学校は平成4年から山村留学生を受け入れ、述べ400人以上の児童を受け入れてきました。学年は小学1年生〜6年生でその年によっていろいろです。

    息子が留学した年度の高市小学校の児童数は15名(うち地元児童は3名)、神奈川や福岡、岡山県からも留学生が集まっていました。

    砥部町立「山村留学センター」

    生活するのは学校に隣接する町立の「留学センター」、いわゆる寮です。長期休み以外は自宅に帰らず留学生みんなで共同生活をしました。

    ※以下、2015年11月18日の山村留学センターのブログ「高市山村日記」に書いた記事を転記します。

    関連記事>>>高市山村日記「息子を山村留学させて分かった5つのこと」 

    息子を山村留学させてわかった5つのこと

    ⒈ 教育の密度がとても濃い

    正直に言うと留学前は「自然の中で遊びまくって、勉強は二の次じゃないの?」と思っていました。

    でも参観日に行ってビックリ、実際は大きくちがっていました。

    前の学校(全校児童700名以上)では人クラス30人以上だったのが、今は6年生は6人。一人一人に目をかけてもらえるので、授業への参加度、理解度ともに非常に高い。

    発表の機会がたびたびまわってくるので、ぼんやりしている時間はありません。

    授業風景

    わからないことは放課後に丁寧に教えてもらったり、宿題もたくさん出されるので家にいる時に比べて学習時間が増えている!地元で通っていた個別塾よりうちの子には効果大のようでありがたい!

    ちなみに3-4年生は児童数2名づつで複式学級です↓

    児童数によっては複式学級の学年も

    ⒉ 体験型の授業がとにかく多い

    高市小学校では、田植えや林業体験、高市太鼓や秋祭り、伝統工芸の砥部焼教室、地元のお年寄りとのゲートボール大会など、一年を通して盛りだくさんの体験型授業がたくさんあります。

    高市太鼓

    講師は老人会をはじめ地域の方々で、高市地区全体で子供たちを大切に育てて頂いていることが分かります。

    伝統の秋祭りは、衣装も本格的。

    手植えする田植えや稲刈りも貴重な経験。

    恒例の田植え

    子どもたちは生き生きとした表情を見せてくれ、寂しくしていないか心配ばかりしている親としてこんなにうれしいことはありません。

    地域の方々との交流

    子どもたちの目覚ましい成長を目の当たりにするにつれ、いつしか保護者も「高市のファン」になって次の行事が待ち遠しいほどです。

    林業体験で、超高級車!?に試乗。

    林業体験

    世界チャンピオンを迎えての一輪車教室。

    ⒊ 苦手なこともやりぬく経験ができる

    大きい学校では選抜制のことが多い町内陸上大会や水泳大会。でもここでは全員が選手になって活躍できるんです。

    運動はあまり得意ではない児童も友人に励まされて雨の中での特訓をしたり学校が招いたコーチから手取り足取り教わって、貴重な経験ができていました。

    町の水泳の大会

    息子は大会本番で通っていたスイミング教室での記録をグーンと更新し、とてもうれしそうにしていました。

    ⒋ 町立の留学センターだから親も安心

    男12名、女1名の子どもたちは、学校となりの町立留学センターで専門の職員と生活しています。親元に戻るのは基本的に夏休みなどの長期休みだけ。ゲームやスマホは持ち込めません。

    ↓毎月親に送られてくる「くぬぎ通信」は写真もいっぱい。隅々までセンター長の心がこもっています。

    センター長からの「くぬぎ通信」
    裏表紙にも写真がギッシリ…わが子はどこかな〜?

    土日は地域のイベントへのお出かけがたくさんあってホームシックも吹き飛ぶようです。遠出がなくても、そばの川で釣りをしたり、野山を散歩したりしています。

    これまで家に息子が電話をしてきたのは一回だけ。「お母さん、ゲーム内緒で送ってや」…ダメです!

    センターでの日課表↓

    寮でも規則正しい生活をしています。洗濯干しやアイロンがけも子供達でするので、自然と自立心がめばえます。

    ⒌ 留学制度の存続が危うい!

    こんな素晴らしい山村留学生ですが、年々留学生は減る傾向にありその展望には厳しいです。留学センターへの入所児童が5名未満の場合は、留学生事業は途絶えてしまいます。

    留学したのべ400人以上の子どもたちにとって高市地区は「心の故郷」。地域行事でOBOGとして交流できる、懐かしく大切な場所になっています。

    なんとかこのまま高市小学校と山村留学制度が存続してほしい!保護者もできるだけのことをしようと、有志によるブログ「高市山村日記」で情報発信をしています。

    この記事やブログを読んで山村留学に興味を持った方は、ぜひお気軽に愛媛県砥部町へお問い合わせください!

    お子さまに一年間のすばらしい経験をプレゼントしませんか。

    >>>砥部町HP〜留学センターのページ

    (↑2015年5月「こどもの日祭り」にて)

    おわりに

    今日は、高市小学校の閉校前の2015年に息子を山村留学させた私が、親として感じたことをご紹介しました。