カシワバアジサイの剪定の仕方〜3つのポイント!
今日は、カシワバアジサイ(スノークイーン)の剪定の様子をビフォーアフター写真とともにご紹介します。
カシワバアジサイは白い大きな花が長持ちするうえ、こんもり茂った葉の緑や紅葉までもが美しい、人気の高い植物です。
先月「カシワバアジサイは育てやすい!育て方のコツ3つ」の記事で、スノークイーンの簡単なお世話の仕方について書きました。
育て方とおなじく剪定もサクッと簡単にすませるのが私流「手抜きガーデニング」です。仕事と家事のスキマ時間に天候をみて「それ!今だ〜〜」とハサミとゴミ袋をもって取りかかり、15分ほどで完了しました。
翌年花をタップリ咲かせるための剪定のポイントを3つご紹介しますので、参考にして頂けるとうれしいです。
剪定前のカシワバアジサイ
毎年5月下旬から咲き始めるカシワバアジサイ(6月上旬の様子)。
剪定したのは6月下旬。白からピンク色に変わっていた花が茶色く枯れ始めて、すでに一週間ほど経過していました。
剪定の3つの工夫
⒈時期を見極める
カシワバアジサイの花芽は前年の夏〜秋に作られるので、樹形を整えるための大切な剪定は花後すぐに行うことが大切です。
私の今年の剪定は、花がすでに茶色に枯れていて時期が少し遅かったです。葉の根元からすでに新芽が伸びてきていました。
下の写真は上の写真の枝を切り落としたもので、赤で囲んだ部分が新芽です。剪定が遅いとせっかく貴重な養分を使って伸びた新芽を、バッサリ切ることになるのでもったいないです。
⒉剪定する位置
剪定は、花が色あせた時期に花から下2~3節目で剪定しましょう。(図:赤の印)。
葉の根元ぎりぎりで切ると新芽が出ないので、葉の付け根から上1〜2センチのところを切りましょう。
わが家の場合は次の写真のように、上から4節目を目安にして強めに剪定します(図:黄緑の印)。そうすることで、花の時期の株の大きさを毎年同じくらいに保てるからです。
冬にもう一回軽く剪定をしましょう!
秋に葉が落ちたあと、もし混み合った枝があれば間引いておきましょう。陽当たりの悪い奥の方にも細い枝が伸びているものです。
そのままにしておくと、奥の見えにくい場所に花がついて養分がムダですし、蒸れて病気にもなりやすいと考えるからです。
⒊剪定後の肥料
剪定したらすぐに肥料をあげます(お礼肥)。
花後に疲れた株を元気にして剪定後の速やかな新芽の育ちを促すためです。
冬の施肥(寒肥)は、1月上旬から2月下旬に施すのが良いでしょう。
わが家の定番肥料はこちら。
まいてすぐに効き、その後も約2〜3ヶ月は効果が持続するようブレンドされた肥料です。粒状でパラパラと根元にまきやすく手も汚れないので、家事の合間に気軽に使えます(ガーデニング用手袋は装着します)。
剪定後のカシワバアジサイ
剪定後のアジサイです。正面から見ると高さは半分に、幅は左右で各約30センチ程度ずつ小さくなりました。
剪定後、側面から見たところ。剪定前の写真がなくて残念ですが、前後の厚みは剪定前の半分以下になっています。
どうしてここまで強く剪定するかというと、駐車スペースに枝がせり出して車を傷つけないためです。
私の経験ではこの時期に「ちょっと切りすぎかな…汗?」というくらい強く剪定しておいて大丈夫です。
むしろ、ここで剪定を軽くしすぎると、来年の花の前に再び剪定が必要になり、枝先にせっかくできた花芽を切り落とすことになるため、もったいないです。
ただし大きく育てたい場合は、花の下2〜3節目で切る「通常の剪定」で良いかと思います。先の図「剪定位置」の赤い印を参考にして下さい。
秋の紅葉は下のようになります。
紅から黄色へグラデーションになった葉の美しさを、毎年楽しめます。
参考サイト>>>「NATEXアジサイの剪定」
終わりに
カシワバアジサイの剪定で押さえておくポイントは以下の3つだけです。
①花後すぐに剪定する
②ハサミを入れる位置
③花後すぐ肥料をやる
もし剪定に失敗しても、次の年にいくらでもリベンジできるのがマイガーデンの良いところ!
ぜひ気楽にカシワバアジサイを育てて、さらに素敵なお庭にしてください。
ではでは〜また来てくださいね!
参考記事>>>「カシワバアジサイは丈夫で育てやすい!育て方のコツ3つ」
参考サイト>>>「NATEXアジサイの剪定」