【イベントレポ】SA-RAH (サラ)の帽子千秋さんからすてきな着こなしを学ぼう

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    歩音さん外観

    8/8に松山市道後の歩音(あるね)@arune0423 さんで開催された「SA-RAH 帽子千秋さんとTHE着こなしを学ぼう」に行ってきました。

    歩音さんインスタよりイベントの告知
    歩音さんインスタよりイベントの告知

    帽子千秋さんは、愛媛県大洲市にあるSa-Rah(サラ)というお店で大人ナチュラルで上質なお洋服を作っていらっしゃる、笑顔のステキな方です。

    帽子さん歩音イベント
    笑顔の帽子さん

    今年2月の松山Sa-Rah est(サラ エスト)でのイベントもとても楽しかったので、今回も参加させて頂きました。

    参考記事>>>「石田順子さんのファッションセミナーin松山」

    開催場所だった、愛媛・道後温泉にある歩音(あるね)さんには初めてうかがいました。美味しいピザで有名なイル・ポジターノさんや坊ちゃんカラクリ時計から徒歩30秒と近い!広い道沿いにあり、方向音痴でも迷いませんでした 笑

    道後・歩音(あるね)さん

    道後・歩音さんの外観(あるねさんHPより)
    道後・歩音さんの外観(あるねさんHPより)

    100年余り経つ古民家の雑貨カフェで、一階は愛媛のお土産やオリジナル調味料などがたくさん並び、二階がカフェになっています。

    ⒈ 帽子さんのお話し〜SA-RAH10年の歩み

    10:00〜12:00のイベントではまず、「SA-RAHの店がどうやってできたのか、お店に込めた想いは?」のお話しからスタートしました。

    ・「保育士になる」幼い頃からの夢が敗れた二十歳

    ・20代前半で結婚、娘さんのギャザースカートを作ったのが始まり

    ・「手作り=貧しい?」イメージを変えたくて良い素材&合わせやすい形に

    ・銀行に勤めながら、お店のホームページを作ったりフリマに出店

    ・子供達も成長し「大人サイズも作って!」と言われるように。

    ・お客さんが信頼できる所=「お店」を開こう!とひらめいた

    古民家にも馴染む、SA-RAHのお洋服
    古民家にも馴染む、SA-RAHのお洋服

    私が特に印象に残ったのは、「お店は実験」という一言です。

    数字(売り上げなど)を追わない、夢も掲げない。それでどこまでやれるか、帽子さん自身がワクワク面白がってお店をしている、とのことでした。

    私はえっ!?と驚きました。なぜなら私はずっと「夢をできるだけハッキリと描くことが大事。そうすれば、夢に早く確実にたどりつけるはず…」と思ってきたからです。

    ちょっと混乱して質問する私に、帽子さんは続けました。

    夢をもたないからこそ、偶然の出会いや寄り道を大事にできるし思いがけない方向に転がっていける。数字を追わないことで「人として大事にしたいこと」を軸にお店を展開できるんですよ、と。

    その言葉は私の胸にじーんと響きました。帽子さんに長年の思いこみをぶっ壊してもらい、なんだかブレークスルーな予感です 笑

    そんなSa-Rah(サラ)さん…すごいんです!いつの間にか日本をとび出して遠くフィンランドでも洋服展をしたり、ミナ ペルホネンの皆川明さんとも仲良しだったり。

    ヘルシンキでのお洋服展(サラさんのインスタより)
    ヘルシンキでのお洋服展(サラさんのインスタより)

    愛媛の大洲から発信するお店がどんどん盛況になって、ますます目がはなせません!

    「数字を見ない経営」については、こちらの本に詳しいインタビューが載っています。数字を追わない、夢を掲げない生き方とは?…読んでしっかり心に刻みました。

    ⒉ SA-RAHのお洋服でコーディネート

    さぁ、後半はお待ちかねのコーディネート編!参加者さんが次々に気になるアイテムを試着し、着こなし方を教えて頂きました。

    新作「袖付きストール」
    今年の新作「袖付きストール」

    こちらの「着ることのできるストール」はなんと上下逆さにも着られて、袖や裾のニュアンスが変化するんですよ。いろんなシーンで着回せて便利そう!

    人気のプルオーバー
    人気のプルオーバーは重ね着しても涼しげでオシャレ

    こちらは「キャミタックワンピース」に「リネンガーゼプルオーバー」を重ねているところ。天然素材の風合いが、上品な透け感を生んでいて、自然に「ほぉぉぉ、かわいい〜〜♡」の声があがりました。

    仕上げのアクセサリー
    仕上げのアクセサリーでオシャレ感アップ!
    コサージュ
    コサージュを見ると欲しくなっちゃうのよね…笑

    ⒊お手入れ方法

    「ジャブジャブ家で洗って、育ててほしい」というサラさんの服。お手入れの仕方も教わりました。

    ワンピースなど

    インディゴの布は色落ちするので単独で洗い、できれば室内または陰干しにしましょう。

    それ以外の服ははザバッと洗って日光に当てても大丈夫。

    帽子さんは「クリーニングに出す必要があると、とたんに着る回数が減ってしまって悲しいでしょう?」と。だからブランド立ち上げ当初からずっと、「家で洗える」コンセプトを大切にしているそうです。

    さらに、サラさんの服はウール100%のコートも家で洗濯して構わないと…!ええ、、本当に?それって洋裁でいえばまったくの非常識なんですが…汗

    サラさんの服は、

    ・縫製前に縮み率を計算して型紙を調整してある

    ・縫製後に一度洗濯機で洗ってすでに縮めてある

    だから、大丈夫なのだそうです。

    おわりに

    あっという間の楽しい2時間が過ぎ、偶然お休みの日でラッキーだったなとホクホクしながら家に帰りました。

    タイプライターコットンのセットアップの色ちがいを試着して、スタッフの方&店長さんとニコニコの一枚!

    セットアップの色ちがいを試着
    真ん中がわたしです…!

    帽子さんとお店の方、参加された皆様、ありがとうございました!

    サラのお洋服に興味のある方はコチラの記事もどうぞ!>>>「石田順子さんのファッションセミナーin松山