保育士実技試験(音楽/言語)の直前にやってよかった対策2つ

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    ピアノ演奏のイラスト

    こんにちは。子育てとフルタイムの仕事(理学療法士)をしながら、独学で保育士試験に合格したえひめのMiho(@ehimemiho)です。

    今日は、保育士実技試験の受験直前にやってよかった二つのことを紹介します。

    私は平成28年度(前期)の実技試験の音楽表現で一点足りずに不合格。その後同年度の後期に晴れて合格しました。

    実技試験不合格の通知
    ↑実技試験「不合格」の結果通知

    (音楽29点、言語32点)※各50点満点、30点が合格ライン。

    実技試験合格の通知
    ↑実技試験「合格」の結果通知

    (音楽40点、言語41点)

    今日は、一度不合格を経験したからこそ分かった、直前にしておくべき対策についてお話しします。

    参考>>>カテゴリー「保育士試験」の記事一覧

    参考記事>>>ピアノ初心者でも合格できた、保育士実技試験「音楽」の練習法

    参考記事>>>保育士実技試験合格のコツ〜言語表現

    参考記事>>>不合格からの勉強法〜「教育原理」合格のための3つのポイント!

    ⒈ グランドピアノに慣れておく

    実際に練習した楽器屋さんのグランドピアノ

    不合格になったあとの私は、落ち込んで2−3週間は全く練習する気になれませんでした。

    「ピアノ初心者が音楽表現で合格するなんて、無理なんじゃないか」

    「次もミスタッチしたらどうしよう…。うまく弾ける自信がない(泣)」という思いばかりが頭をよぎりました。

    でも年度が変わると課題曲が変わる可能性があることを思い出し、「何としても後期で合格しなきゃやばい!」と気持ちを切り替えました。

    「ここであきらめたら、9科目の筆記試験にたくさんの時間とエネルギーを注いだのが水の泡だ!」と思うと、再びやる気がわいてきました。

    楽器店のピアノ室を借りて練習する

    電子オルガンなどで練習している方は、絶対にグランドピアノで事前に練習しておきましょう。

    私は一回目の受験前にはグランドピアノを弾いたことはなく、2回目の受験前に人生初のグランドピアノを弾きました。

    受験までに3回通い受験3日前にも行きました。30分で1,000円(税別)、安い!なぜ1回目受験の前にしなかったんだとめちゃくちゃ後悔しました笑。

    実技試験は合格率が高いことを理由にナメていましたね、だから不合格だったのです。

    初めてグランドピアノを試験で弾いたらどうなると思いますか?笑っちゃうくらい慌てます。

    私の時の受験会場は大学の音楽室でした。ピアノのふた?もパッカーンと全開、音の響きが大きいのなんのって、びっくりしました。

    鍵盤の感触も押さえたときの重みも電子ピアノとまったく別物だったので、最初の一小節でパニックになりました。

    それでも試験官にしっかり歌声を届けなくてはなりません。

    大きな声ではっきり明るく歌わなくては…!!そう思えば思うほどミスタッチの連続。そして当然…「不合格」でした。

    2回目受験の3日目にも30分間、ひとりで本番を想定して弾き込んだ所、「やるだけやった。あとは落ち着いて弾くだけだ」という気持ちになりました。

    グランドピアノの練習は、合格できた要因のナンバーワンだったと思います。

    ⒉ 言語表現は、家族の前でガチ練習

    もう一つの受験科目の言語表現は「おむすびころりん」の素話しの直前練習です(何にも見ずに、3分で話を聞かせる)。

    言語表現の直前練習用プリント
    練習に使っていたプリント。

    プリントはユーキャンの 「保育士実技試験合格対策コース」9,800円に入っていたものを使いました。

    「実技試験合格対策コース9,800円」はバナーをクリック→「オプション・関連サービスのご案内」の所にあります)

    プリントには登場人物ごとに色分けをして、声の調子や話すスピードに変化をつけていました。
    強調したい単語や、発音しにくい単語には印をつけて、滑舌よく話せるように意識しました。

    参考記事>>>保育士実技試験合格のコツ〜言語表現
    1回目の受験では早口すぎて時間が余ってしまい、試験官を前に3分経過するまで非常に気まずかったです。なので、2回目の受験前には時間を計りながら特訓しました。

    練習のポイント
    ①家族の前でやる
    ②タイマーできっちり3分測る
    ③前に15人程度の子どもがいるとイメージ

    順に説明しますね。

    ①家族の前でやる

    家族の前で話すのが恥ずかしかったら本番はもっと恥ずかしので、声が出ないと思います。

    試験官が3−4m先に二人座っているとイメージするのも大事です。

    一回目の受験ではそこまで考えた練習をしていなかったので、本番での緊張感はすごかったです。

    試験官は、ニコリともせず(当たり前)こちらをジーーーっと見ている…その場面を想定して練習しましょう。

    試験室に入って椅子に座るまでも気をぬかず、「新卒の就職面接」のような気持ちで爽やかかつ誠実な態度を心がけましょう。

    家族に聴いてもらうと、聞き取りにくい所を指摘してくれるなど客観的な意見が聞けてとても役に立ちました。

    ②タイマーできっちり3分計る

    これは実際の試験でもタイマーで正確に3分計って、試験官が「はい、いいですよ」と言ってから終了になるからです。

    もし早く話し終わった場合は、シーンとした空気のまま3分経過まで待たなくてはなりません。

    私も2回めは15秒くらい時間が余りました。その時は落ち着いて保育士スマイルでをキープしながら、声がかかるのを待てば大丈夫です。

    逆に時間オーバーとなり、話しの途中で打ち切りになる方も割といらっしゃいました(廊下で順番待ちをしていると、聞こえる)。「できるだけ3分直前で話し終える」ことを目標に、練習してみてください!

    本番では早口になりますので、深呼吸をして心の中で「ゆっくりゆっくり」と唱え手から話し始めるといいかもしれません。

    ③前に15人程度の子どもがいると想定して話す

    家族が無理ならば、ぬいぐるみをいくつか並べるだけでも話しやすくなります。

    試験は椅子に座って話すのですが、「子どもたちは床か低い椅子に座ってこちらを見ながら聴いている」想定で練習しましょう。

    私はゆっくり左から右へと顔を動かして、一人一人子ども達の顔を優しく見るイメージで話しました。自分に少し動きがある方が緊張がほぐれるし、ジェスチャーも自然にやりやすいと思ったからです。

    読み聞かせしている保育士

    終わりに

    実技試験は筆記試験に比べて合格率が高いため、つい甘く考えがちです。

    数ヶ月前から本番さながらに練習するのはなかなか難しいかもしれません。でも直前の1−2週間だけでも今回紹介した練習をすることで、グッと合格に近づくと思います。

    本番前に「やるだけのことはやった」と思えるよう、恥ずかしがらずにガチの練習をがんばってくださいね!

    皆様の合格を祈念しています!

    参考>>>カテゴリー「保育士試験」の記事一覧

    参考記事>>>ピアノ初心者でも合格できた、保育士実技試験「音楽」の練習法

    参考記事>>>保育士実技試験合格のコツ〜言語表現

    参考記事>>>不合格からの勉強法〜「教育原理」合格のための3つのポイント!

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