理想のインテリア写真を一枚選び、「好き」を分解してみた

インテリアのリフォームをしようと思い付いてから数ヶ月。インテリアショップを回ったり本を眺めているだけで、なかなか前へ進みません。
自分がどんな部屋が好きなのか、「理想のイメージ」を固めてないからかも。
京都のインテリア講演会で行正り香さんから聴いた、
・理想の一枚を選ぶ
・その一枚だけの情報を「分解」する
をやってみることにしました。
細かい部分を観察することで、感覚的な「好き」の理由がはっきりするそうです。
理由がわかれば真似ができるし、先へ進めるかもしれません。
目次
理想のインテリア写真は雑誌の別冊から
私の選んだ一枚は、雑誌éclat(エクラ)の別冊付録に載っていた写真です。

別冊のタイトルは「50代からのリノベ&住み替えBOOK」で、O邸は行正り香さんがリノベーションを手掛けた一例でした。
以下、出典を明記のうえ、エクラウェブ掲載の写真を引用してご紹介します。
理想の空間を分解する
写真をじっくり見ながら、情報を整理していきます。
⒈スタイル
・北欧インテリアを「モダン、クラシック、和風(ジャパンディ)」で分けると、この写真は「モダン」(たぶん)
*温かみのある色合いとスタイリッシュな家具のバランスが心地良いな
⒉壁・床
・壁〜白にピンクを混ぜた漆喰
・床〜グレーのカーペット(ふかふか感を増すために補助材を入れている)
・ラグ〜リビングのコーナーにローズピンク色の入ったラグを敷いている
・カーテン〜ロールスクリーンのみ(カーテンがなくスッキリ、しかも明るい)
*面積の大きい床がフローリング(茶系)で無いから色の統一感がある、洗練されて見える
*ピンクがかった白は、ラウンジチェアの色とつなげてあるのかな
*わが家の黄みがかったアイボリーの壁も、けっこう良いかも!
⒊配色(キーカラー)
・キーカラー〜グレーとローズピンク(所有のアートと飼っている文鳥の色から)
・真鍮色〜ドアノブ、キッチンの取手、額縁
*キーカラーを住む人の好きなものから決めるのもありなんだ!
⒋家具
リビング
・チェア〜ポットチェア(アルネ・ヤコブセン、ローズピンク)
・テーブル〜プランナーコーヒーテーブル(ポール・マッコブ、ベージュ)
・サイドボード〜ローズウッド材のビンテージ家具
*ポットチェアと大理石のテーブルの組み合わせがかっこ良くて可愛い…とても好き!
ダイニング
・チェア〜セブンチェア(アルネ・ヤコブセン、グレー)
・テーブル〜PK54(ポールケアホルム)
*リビングとダイニングの椅子は、どちらもヤコブセンのデザインだから馴染んでる
*グレーと照明の褐色、辛子色など色のハーモニーが目に優しい
⒌デコレーション
・アート〜額装した絵や思い出のイヤープレートなどがたくさん飾られている。大きな壁には大きな絵(バランスよく飾ってある)
・照明〜アーティチョーク(ルイス・ポールセン、銅)、PHペンダント(ルイス・ポールセン、琥珀色)
⒍形状
・丸み〜照明器具(アーティチョーク)、ダイニングテーブル(円)、ポットチェアに丸みがあって柔らかな雰囲気
・曲線〜ロールカーテンを隠す垂れ壁、天井のモールディングにもアール(円弧)が使われている
*曲線は柔らかい雰囲気になるな。わが家のキッチンの垂れ壁もアールが入っているから良かった!
⒎間取り・外との繋がり
・間取り〜部屋が細かく仕切られていない(キッチンはオープン、LDKはワンルームで広々している)
・家電やコンセントが目立たない、生活感のある物が目につかない
・部屋のフォーカルポイントがはっきりしていて、ホテルのよう
・中心点がはっきりしていて安定感がある〜ダイニングはアーティチョークの照明、リビングはと壁の絵とサイドボードが中心
・ウッドデッキによってバルコニーが部屋の延長のように使えている

*部屋と外につながりがあってすごく素敵!わが家ももっと庭を感じられる部屋にしたい
*ラウンジチェアに座って庭のバラを眺めたり、コーヒーを飲めたら気持ちいいだろうなあ!
自分の「好き」を言葉にする
これまで何回も眺めていた冊子でしたが、今回の作業で不思議なことが起きました。
「一つひとつ分解してみよう」と思った途端に、いろんな情報がカチカチカチっと目に入ってきたのです。
心惹かれる写真を一枚だけ選ぶことから、「自分の好きとの出会い」が始まるのかもしれません。
そしてこの作業をしながら、「何となく好き」だったものが少しずつ言葉になりました。
これから家具、照明を選ぶたびに、「この一枚に近づくかな?」という視点で考えられそうです。
遠回りのようでいて、この「好き」を分解する時間こそが、わが家のインテリアリフォームで一番大切な土台になるのかもしれません。
*この方法は、行正り香さんの本「人生を変えるリノベーション」を参考にしました(p.12〜、目次No.1)。














