【行正り香の英語講座5】まとめ〜話す力は音読で伸ばす

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    行正り香 英語講座

    みなさまハロハロ〜!えひめのMiho(@ehime_miho)です。

    今日は、6/14(日)に開催された「行正り香の英語講座5」のまとめを書きます。

    参考インスタ動画(IGTV)>>>「行正り香の英語講座5」

    講座資料は、「2020 行正り香英語講座(無料)全10回プログラム資料」申込みフォームからダウンロードできます。

    今日は、「聞く・話す・書く」全ての英語の基礎となる「音読」のお話しです。

    さまざまな音読の方法や、何を意識して音読すればよいかを、お伝えします。

    <講座5の宿題>
    音読のいろんなスタイルになれる練習をしておく
    □IGTV シリーズ英語の学び方 7~16 つの発音 毎日少しずつ見て練習する
    □カラオケ English を(それ以外の教材でも大丈夫です)いろんなスタイルで音読しながら
    聞く耳、話す力をのばしていきましょう。

    「2020 行正り香英語講座 資料」より

    英語がなぜ大切なの?〜中学生、高校生へのメッセージ

    り香さんが娘さんにどうしても英語を習得してほしいと思った理由は、キーワードでいうと『survival of the fittest』

    『survival of the fittest』とは、ダーウィンが「種の起原」で用いた語で、状況に適応する者が、勝ち抜いてサバイバルできるという意味です。

    参考>>>コトバンク「適者生存」(テキシャ セイゾン)

    今の新型コロナなどの大変な状況では、「弱肉強食」(強いものが勝つ)と思っている方が多いかもしれません。

    でも実は、状況や変化にフィットできる(適応できる)ものこそが生き残れるのだと思います。

    どんな状況になったとしても、変化についていけるようになってほしい。そのために必要な道具が、英語とITリテラシーです。

    なぜかというと、今ほとんどの情報がインターネット上にあるからです。インターネット上で情報を集めたうえで発信できるのが、いちばん良いと思っています。

    例えば、新型コロナの状況下で、飲食店を経営し、生き残るために次のステップを考えているとしましょう。

    このとき、周りの人のやっている情報だけをフォローしていたら、周りと同じ以上にはならなりません。でももし英語を使って、いろんな国の工夫を学ぶことができたら…?

    人より一歩先に行けるかも知れないし、周りの人が持っていないアイデアを持てるかも知れません。   

    なので、中学生や高校生のみなさんに覚えておいてほしいのは、

    「いろんな状況や変化に適応するためには、情報を自分でゲットしなくてはならない。そのために英語はとても役に立つ」ということです

    話す力は音読でつける

    英語を聞くにも話すにも書くにも、音読はとても効果があります。

    音読によって、頭の中でなんとなく理解している文のパターンを、人から言われている(リスニングしている)かのように、もっていけるからです。

    ただしそのためには「同じ素材を繰り返しながらも、毎回、目的を変えて音読をすること」が欠かせません。

    ①目的をかえながら音読をしよう

    カラオケEnglishでできる音読には、目標別にいくつもの方法があります。

    「目的別の音読」の一覧>>>【英語講座】資料6/14の宿題を参照。

    ①音読をするには、まず意味を理解することが大事です。なので、最初はSTEP1から4まで全てをやる「全部カラオケ音読」

    ③お手本とのちがいを意識して、録音を二回するのが「録音トワイス音読」

    ③その他…「シャドーイング音読」「指追いリーディング音読」など。

    このように、何を意識をして音読をするのかをはっきりさせ、目的をもつことが大事です。なぜなら、ただ音読するのと比べて効果がまったくちがうからです。

    これは、料理でもおなじです。

    例えば「今週はパスタをマスターしよう!」と目標をたてたら、まず上手に茹でられるようになる、そのために塩加減をコントロールできるようになる、パスタを引き上げるタイミングをマスターする、パスタのブランド別の茹で加減をみる…など、

    パスタ作るということは同じでも、次々と目的をかえて取り組みます。

    り香さんは、いつもこうして目的を変えながら学んでいくそうです。目的がないと全てのことは忘れてしまうから、だそうです。

    ②音読の声はふつうの1.5倍で

    英語は日本語とちがって母音で終わらないので、お腹から声を出さないと、通じません。

    だから、いつもの1.5倍の大きな声で話すつもりで発声しましょう。

    参考>>>ビリからはじめる英語術 p45~「英語はお腹から声を出すもの」。

    ③単語がグルーピングされていることを意識しよう

    グルーピングされている、とは英文を「ワン・ツー・スリー…」とダンスするように(強弱をつけて、右から左に流れるように)発音するということです。

    グルーピングの詳細は、実際のIGTV(開始から15分くらい〜)をご覧下さい。

    り香さんといっしょに、体を横にスウィングさせながら音読しましょう!

    ④長文を音読してみよう

    目的を自分の中に頭に入れたら、次はいよいよ英文を音読しましょう。

    IGTVの例文は、講座資料の第10回のところに添付されています。

    知らない単語が出てきたら、意味がわからな今までよいので、まずは音をマネして下さい。音を再現しながら一文づつお手本についてきて下さい。

    詳しいレッスンは、IGTV「行正り香の英語講座5」(15分目くらい〜)を参考にして下さいね。発音やグルーピングを、体をつかって学べるので楽しいですよ!

    例文>>>著書「Rika’s Modern Japanese Home Cooking」の Introduction から。

    同じこの例文を、目的を変えて何度も音読するならば

    ①単語レベルで9つの発音を意識する、②文章を意味のあるところで切って(息つぎ)音読、③お腹をさわりながら大きく声を出す、④グルーピングを意識する、⑤長文をみないで音読する(暗唱)…

    など、さまざまなレパートリーをもたせることができます。

    行正り香 英語講座

    音読だからと言って、必ずしも長文を読む必要はありません。

    長文は短文が集まったものなので、短文を一生懸命練習すれば、いずれは長文が読めるようになります。

    ただし、長文を読めるようになるには、二つの文章をつなぐ関係代名詞が読める必要はあります。

    でも関係代名詞は難しいので、まずカラオケEnglishの「短文」で、グルーピングの練習からはじめて頂きたいです

    その際「頭をタテに振らないで、体を横にスウィングする」と覚えておいてください。

    英語は、音読しかないです!

    質問コーナー(7つのQ&A)

    ⒈グルーピングの聞き取りが、むずかしいです

    グルーピングは、たしかに難しいので、まだ聞き取れないうちはシャドーイングをしましょう。

    シャドーイングの方法>>>【英語講座2】参照

    シャドーイングを繰り返しているうちに、単語が切れてきこえるようになり、その切れた先に自分でもグルーピングができるようになる、という順序です。

    ①まず、英語が聞き取れないときには、文章がひとかたまりにグルーピングしたように聞こえます。

    ②その段階でやるべきことは、「聞いたらすぐ、文にかぶせて声に出すシャドーイング」をくり返すことです。単語がわからなくても構わないので、かならず文字を消してやりましょう。

    ③そうしてシャドーイングをしていると、ある日突然、自転車に乗れるように単語が切れて聞こえるようになります。これが、単語ごとに分解して、英文を理解できるようになったレベルです。

    ③次にやっと「グルーピングをして音読する」段階になりました。

    グルーピングについては、ビリからはじめる英語術 p169にも載っています。

    ⒉小学4年生、英文が長くなるとイライラして進めなくなります。

    イライラすると、カラオケEnglishが、英語がきらいになってしまいます。親御さんのいちばん大切な仕事は、きらいにさせないことです。

    そのためには、その子によって耳の力がちがうので、繰り返させるの方がいいのかや、ごほうびをあげるにしても、YouTubeをみる時間をあげるのがいいのか、コインやシールにするのがいいのか…など色々工夫することが大事です。

    いずれにしても、ほめてあげることはとても重要です。

    ⒊グレイズアナトミーを観はじめました。最初から字幕なしで見たほうがいいでしょうか?

    グレイズアナトミーは、むずかしいと思います。いろんな医療専門用語がたくさん出てくるからです。最初から字幕なしでは、私でもむずかしいです。

    ⒋著書に掲載の「赤毛のアン」の音声はありますか?

    今のところ、音声にはしていないです。著書「ビリからはじめる英語術」p 65〜の文章は、著作権の切れたものを日本の方にわかりやすいように書き換えてもらったものです。

    とてもよい教材だと思うので、音声化も考えたいところです。

    ⒌カラオケEnglishのほかに、文法書もやりたくなってしまいます

    「カラオケEnglish一本にしぼったほうが良いでしょうか?」

    中学生レベルであれば、ほかの文法書に書いてある解説は、すべてカラオケEnglishに書いてあります。

    本がいい点はひとつ、全体のインデックス(目次)として手元に置いておくことで、自分が何を学んでいるのか、振り返りやすいという点です。

    ちなみにカラオケEnglishの解説は、各ユニットの右上のプラスマーク「+」をクリックすると表示できます。

    文法書では文字で書かれている解説を、カラオケでは音声で学べるようになっています。

    文法解説 カラオケEnglish
    各ユニットの右上「+」ボタン
    文法解説 カラオケEnglish
    「解説を読む」をクリック
    文法解説 カラオケEnglish
    文法解説が、音声で学べます!

    基本的にり香さんは「学ぶにはアナログよりもデジタルがはるかによい」とオススメされています。

    デジタル化したものを読むと、ワンクリックで音声が聞けたり、意味もパッと出ます。

    こんな便利なものがあるのだから、娘さんたちにはわざわざアナログで学ばせる選択は、しなかったそうです。

    ⒍中学2年の娘さん、親が発音をダメ出しするとうるさがられます

    口だししないで、見守るほうがいいです。親がたびたびダメ出しをすると、子どもはやる気を失いますね。

    親御さんの仕事はほめることです。ごほうびをあげて、お子さんのやる気を持続させてあげましょう。

    あとはときどき、英語をやることの意義(最初に話したsurvival of the fittest)を伝えてあげて下さい。

    ⒎カラオケEnglishを一年続けても話せません。簡単なところに戻ってくり返したほうがいいですか?

    カラオケEnglishを一周したところだと、話せる道のりの途中ということになります。

    話せる段階とは、基本文法コースが1−3まですべて終わって、自由に文章が作れ、発音もマスターしていることが必要です。

    一年続けたというと、まだ基本1−2までくらいだと思います。本当に話したいとしたらSTEP4にフォーカスして、英作文(翻訳)を集中してやって下さい。脳をトレーニングしないといけません。

    カラオケEnglishは、三日坊主のかたでも続けられるように「最後の砦(とりで)」として作ってあります。ぜひ続けて下さい!

    いよいよ来週は時制を学びます。まず、時制の全体像を知っておいたほうがいいので、講座の資料にある「9つある時制の全体像(3×3の表)」をみておいてくださいね。

    全体を知らないまま現在形、現在進行形といった各時制を学び始めてしまうと、全体像がわからないため、何を学んでいるのか混乱してしまうからです。

    おわりに

    今回やっと中間地点まできましたが、なんとかまとめることができました 笑。り香さん、娘さん、いつも楽しくて深い学びをありがとうございます。

    質問コーナーでは、すべてのQ&Aを掲載できませんでした。また、読みやすくするためIGTVとは少し構成を変えています。何卒ご了承下さい。

    り香さん曰く、今日の【英語講座5】はステップアップしてちょっと難しい内容だったそうです。この10回講座の内容は、本当は3年くらいかけてやる内容だから、とのこと。

    なので、今日の講座はなんどもIGTVをみながら声に出して音読したいですね。この記事が、皆さまの復習のお役に立てれば、うれしいです。

    ではでは、また読みにきて下さいね!

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