【行正り香の英語講座3】聞く力を伸ばす発音力 その1

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    行正り香さん英語講座 

    ハロハロ〜!えひめのMiho(@ehime_miho)です。

    今日は、5/31(日)に開催された「行正り香の英語講座3」のまとめを書かせて頂きます。

    参考インスタ動画(IGTV)>>>「行正り香の英語講座3」

    講座資料は「2020 行正り香英語講座(無料)全10回プログラム資料」申込みフォームからダウンロードできます。

    ぜひ資料19枚をプリントアウトし、講座10回の詳細をみてから各講座にのぞみましょう。

    り香さんいわく「どんな学びでも、最初に森(全体)を見てから、それぞれの木を見ることが大切」とのこと。どこを学んでいるか、分かりやすいからだそうです。

    ちなみに今回の宿題は以下でした。

    IGTV シリーズ英語の学び方 6-9つの発音 を見ておく。
    □カラオケ English 入っている方 → 基本文法 1 UNIT42 の録音をする。
    rabbit, hamsters, the, garden など日本人にとって難しい r、l、th 発音がたくさん出てくる。Step3 で録音して、お手本と同じように聞こえるようにする。

    「2020 行正り香の英語講座」第3回資料より

    聞く力を伸ばす発音力 <その1>

    英語講座でお伝えしたいことは、行正り香さんが学んだ英語習得法です。留学する前に知っておきたかった内容が、盛りこまれています。

    今日の講座3は「聞く力を伸ばす発音力その1」。

    <英語講座3の内容>
    1.私の留学体験記~happy, onion すら聞こえなかった留学当初
    2.カラオケ English で録音するのはなぜ?/発音の大切さ
    3.日本人が学ぶべきは9つ/aiueorlwth 言えなければ聞き取れません

    ①私の留学体験記

    日本人のなかには、「発音はどうでもいい」という方がいらっしゃいます。「発音なんかできなくても通じるよ」と。

    でも、経験からわかったことは「発音ができないと、簡単なことすら伝わらないし、聞き取れない」ということです。

    例えば留学当初、Are you happy? が聞き取れませんでした。happy=「ヘァピー」が、り香さんの知っている「ハッピー」ではなかったから。

    Do you want a slice of onion? も聞き取れませんでした。 onion=「アニャンン」 が、知っている「オニオン」ではなかったから。

    リンゴを「アップル」と何度言っても通じず、正しくは「ェアポー」だとわかるまで何ヵ月もかかりました。

    発音の基本すら知らないまま留学したので、簡単なことすら聞き取れないし、伝わりませんでした。

    あの時、せめて9つ(aiueorlwth)の発音だけでも知っていたら…と、残念でなりませんでした。

    ②カラオケ English で録音するのはなぜ?/発音の大切さ

    カラオケEnglishで、なぜ録音をするのでしょうか?

    それは、録音することによって、日本人が思っている発音とアメリカ英語の発音がまったくちがうことに気づけるからです。

    り香さんはアメリカで、ESL(English as a Second Language)の先生から毎日一枚の紙を渡され、文法例文を一文づつ読んでカセットテープに録音し、お手本と自分の発音を比べることが宿題でした。

    その録音が、たいへん役に立ったそうです。

    なぜなら、自分とお手本の発音が、まったくちがっていたから。自分では正しいと思い込んでいる発音でも、比べてみると、ぜんぜんちがっていました。

    発音を比べることは、自分ができないことを認めることです。

    カラオケで高得点が出たとき「やったー!じゃあ次の歌にいこう」となりますよね。でも、もし自分の歌を録音して歌手と比べたら…「こんなに下手なの!?よし、ここをもっと練習しよう」と思うはずです。

    スポーツでも料理でも英語でも、大切なことはみんな同じ。

    自分の演技、料理、スピーチを録音・記録し、リフレクション(振り返り、内省)することによって自分の力がついてきます。やっただけで満足しないことが大切です。

    これが、カラオケEnglishで録音を重視している理由のひとつです。

    ③日本人が学ぶべきは9つ/aiueorlwth の発音

    では実際に、基本文法コース1の<ユニット42>をやってみましょう。

    ここは冠詞(a/an/the)を学ぶユニットで、一見すると簡単そうに見えます。

    でも実は… rabbit, hamsters, the, garden などの発音は、日本人にとってたいへん難しいです。

    では、どうすればそれらの発音が上手になるのでしょうか?

    答えは「9つ/aiueorlwth の発音を意識すること」です。

    具体的な発音練習の方法は来週お伝えするとして、ここではなにを意識すれば、発音が上手になるのか?」という全体像について、お話します。

    ◆フォニックス

    発音というと、ほんとうはフォニックスを40個以上すべて学ぶのがベストです。でも結構な時間がかかります。

    なので、まずは9つ(aiueorlwth)だけを、「インスタントだし」のように覚えればなんとかなります。

    まずは5つの母音「aiueo」を、続いて「rlwth」をマスターしましょう。

    ◆ローマ字

    たいていの子どもたちは、ローマ字のあと英語を学びますが、とても混乱します。

    例えば uncle。 子どもは「ウンコー」と発音したりしますね。ローマ字でuをウと読むと習うので、これは自然なことです。

    でも英語を話すためには、一度習って凝り固まったローマ字読みの知識を、ゆっくり、一枚ずつはがさなくてはなりません。

    そのうえで、アルファベットと音を結びつける「新しいルール」を覚える必要があります。

    9つ/aiueorlwthの発音を学び、「u はアと発音されることがある」と知っていることが大事なのです。

    ◆発音なんてどうだっていい?答えはNo.

    聞き取れない言葉を、耳をすまして聞くのはとてもエネルギーのいることなので、相手はすぐに疲れてやめてしまいます。

    発音ができてないのに聞いてもらえるのは、よほどのお金持ちかグッドルッキングな場合だけです 笑

    そうでないならば、聞いてもらえないのが当たり前なので、発音を良くする努力を自分でやっていくしかありません。

    とくに難関は「r, l」です。「r」はまず「ウ」の口から始めます。口を小さくすぼめてウの音を出します。rabbitは「ゥラベット」、rose「ゥロウズ」、roller coaster「ゥロゥラーコースター」となります。

    「l」は、舌先を上の歯の根元に軽く当て、ほっぺをニッコリさせて発音します。liceをriceと発音してしまったら大変です(liceはシラミの意味)。

    発音を軽くみてしまうと、いくらTOEFLやTOEICで高いスコアをもっていても、残念ながら伝わりません。

    海外でひとりぼっちで、一生懸命に英語を話しても通じず、何度も「Pardon me?」と言われ続けたらどうなるでしょう。

    英語を話そうとする意欲を、ブスブスと刺されるような痛みを感じ、だんだん英語を口に出せなくなくなるのです。

    そうならないためにはぜひ、9(aiueorlwth)の発音を意識しながらカラオケEnglishをやってみて下さい

    詳しい9つの発音練習については、次回の<英語講座4>でやっていきます。

    質問コーナー(13のQ&A)

    ⒈ 娘さん3歳、フォニックスを全部やったほうがいいでしょうか?

    まず、フォニックスがなぜ必要かというと、アルファベットを習ったあとに「アルファベットの呼び名と、発音するときの音はちがう」と教えるためです。

    また、小学3年生以上のお子さんがローマ字を習ったあとに、ローマ字読みの知識を頭から外すために、フォニックスは有効です。

    なので、アルファベットもローマ字も習っていない小さなお子さんには、フォニックスは必要ないと思います。

    小さなお子さんは、フォニックスをやらないで英語からはいっても、音を再現することができるからです。

    ⒉ 小学6年生の英語の辞書は、紙が良い?

    紙よりも電子辞書が良いと思います。次女さんには最初から電子辞書を使わせていました。

    調べるのに時間がかからないし、音声もパッと聞けるので電子辞書がおすすめです。

    ⒊ カラオケEnglishは、何歳から始めれば良いですか?

    できれば小学1年生から「ジュニア入門」コースを、小学3年生以上は「小学英語」コースの各学年を学びましょう。

    「小学英語」コースは公立の教科書に準拠しているので、学校で自信がつきます。シチュエーション(場面)英語で学べるスタイルなので楽しめると思います。

    さらに、小学5−6年生からは、できれば「基本文法コース」に進むのがおすすめです。理想としては、体系的に文法を学びながら、日常会話も楽しめるよう、「基本文法コース」と「小学英語コース」と両方をやるのが良いです。

    ⒋ 映画を観る時に、心がけていることは?

    まず、観ているのが医療系の映画なのか、弁護士系なのか、サイエンスものなのか、ドキュメンタリーなのか意識します。

    そして、ストーリーを追いながら、知らない英単語が出てきたらスマホで調べてボキャブラリーを増やしています。

    ⒌ ネイティブの発音は、語尾があまり聞こえないと感じますが?

    「逆に、日本人は大きく発音することが多いように感じます。その場合も、やはりフォニックスで発音を勉強するべきでしょうか?」

    語尾の発音の強弱というよりも、英語は日本語とは異なる「スムーズな流れ」があるので、そのちがいかなと思います。

    日本語は全て母音で終わるため、一語一語を独立して処理できる言語です(縦に首を振りながら話すイメージ)。

    それに対して英語は、左から右へ流れるように話すイメージの言語です。前後の単語が滑らかにつながる結果、語尾が弱く聞こえる場合がある、ということだと思います。

    ⒍ り香さんは、毎日何時間くらい英語の勉強をしていますか?

    Netfrixを観たり、NHKワールド( Dining with the Chef )をチェックして収録の準備をしたりします。最近は、朝オーディオブックを聞きながら散歩をしています。

    ボキャブラリーを増やすためには、興味のある分野のドラマを観るのがおすすめです。英語は、聞いたり話したりして使っていないと、すぐに忘れてしまうからです。

    ⒎ 簡単な本を英語で読みたいです。初心者へのおすすめは?

    たいていの方は、分厚い英語の本を選んで、買ったことに満足してしまいがちです。ぜひ、簡単で薄〜いものから初めて下さい。

    例えば、『Frozen』(アナと雪の女王)『Winnie-the-Pooh』(クマのプーさん)などがよいです。それらを、とにかくコンプリート(完全に読み終える)してください。それが自信になります。

    その他、赤毛のアン、ノーラ・エフロン(映画「恋人たちの予感」などのディレクター)の小説などは、単語が易しいのでおすすめです。

    り香さんが先生によく勧められたのはヘミングウェイ。短いセンテンスと簡単な単語によって、ストーリー展開がされているのが特徴です。

    り香さんの英語の和食本も「伝わること」を目標に、短いセンテンスで書かれているのでおすすめだそうです!

    男性なら、マルコム・グラッドウェルの本もおすすめです。

    ⒏ 発音の練習をするとき、発音記号は必要ですか?

    紙の辞書しかない時代には発音記号を読み解く必要がありましたが、今はどんな電子辞書にも、たいてい音声がついています。

    だから、り香さんは発音記号は使わず音で聞くそうです。

    でも、目で見て理解した方が分かりやすいという方は、発音記号も良いと思います。

    ⒐ 英語に興味をもちはじめた中1の息子さん、カラオケEnglishのどこから始めるのがいい?

    基本1から始めてください。ユニットの最初からやっていき、STEP1−4をコンプリートしてください。一日5個くらいやるのがよいです。

    みんな「基本1?こんなの簡単だぜ〜」と言うのです。でも、使いこなせていません。

    3秒以内に英訳できるか、時制をくるくる使い分けられるか、録音した自分の発音は、お手本と同じに聞こえるか?これらができてはじめて英語が通じるのです。

    ⒑ 息子が留学したいと言っていますが、1日なん時間英語をすればいい?

    もし高校生ならば…毎日10時間くらいの猛勉強が、おすすめです。

    り香さんが留学していた時代と今は、状況がちがいます。昔は英語が何にもわからなくても、ポンと留学できました。

    そして、なんとなく英語だけ勉強してTOEFLなんかを受けて、なんとなく短大に進めました。

    学費もとても高くなっています。り香さんの頃は、短大が60万円、UCバークレー編入の時も70万数万円で、東京の大学よりもアメリカの大学のほうが安い時代でした。

    今はちがいます。一年間留学すると、なんと1,000万かかります。4年間で4,000万円です。よほどお金に余裕がないと難しいなぁと思います。

    また、留学の価値についても、わからない時代です。なぜかというと、アメリカでは大学卒業の価値がどんどん下がっているからです。大学院にいって初めて一人前だとみなされる感じです。

    それらの現状をかんがみて、もし留学がむずかしいならば「日本国内でどんなチョイスがあるか?」と考えることができます。

    り香さんは、日本で英語を学べる仕組みを作ろうと思い、カラオケEnglishをつくることにしたそうです。

    11. お嬢様方を留学させる予定はありますか?

    留学したならば奨学金をもらってね、と言ってあります。

    12. 今留学している人たちに、メッセージを下さい。

    アメリカでの大学4年間が終わった時、大学院に行きたいと考えていました。でもお父さまに「そんなお金はもうない。もし行きたいのならば、自分でお金を貯めて、行きなさい」と言われたそうです。

    そこでり香さんは「ハイ、わかりましたー!」と帰国し、まずは就職をしました。

    いざ日本で働いてみたら「日本はいいなぁ、良い人が多いなぁ」と思いました。「アメリカの大学院で学ぶより、(日本で)働くことの方が大きな価値があるかもしれない」とも思えました。

    そもそも大学院で学ぶということは、社会にでるのが2年遅れるということです。そうすると仕事のポジションを築きにくくなります。

    野球とおなじで「仕事はすべてポジショニング」です。自分を活かす良いポジションを、常にゲットし続けなければ、試合には出られません。

    中途半端にアメリカの大学院に行っても、良いポジションは築けなかったと思うので「お父さんはグッドチョイスをしてくれたなぁ」と、感謝しています。

    さらに、これからますます「学歴に頼る時代ではなくなる」とも思います。

    だから、今留学している皆さんは、勉強はとても大変だと思いますが、同時に「大学を卒業したら何をするのか。自分の強みは何か?」を考えてみて下さい。

    メキシコはコーヒー豆が強みですね。スコットランドは寒くてカカオは育たないけど、羊がいて羊毛がたくさんとれます。

    そういう具合に、それぞれの強みをあぶり出し、強みで仕事をすることを考えてみてほしいです。

    り香さんの場合は、いろんな苦手なことはあるけれど「作ることが大好き、伝えることが大好き」となんとなくわかったことが、今の仕事につながっているそうです。

    13. 同じことの繰り返しだと飽きてしまい、モチベーションが下がります。

    飽きるのは、工夫をしないからです。当然モチベーションも下がってしまいますね。

    カラオケEnglishでも、一回、二回やっただけで「以上、終わり!」という方がたくさんいらっしゃいますが、それでは伝わる英語は手に入りません。

    娘さんも、6−8回繰り返しやっていたそうです。

    では「どうやったら飽きずに繰り返せるのか?」…答えは「工夫」です。

    カラオケEnglishで音読を工夫するとしたら、まずは「全部カラオケ音読」、次は「録音トワイス音読」、次は字幕を消して「シャドーイング音読」、次は「指追いリーディング音読」から「イラスト暗唱音読」、最後に「3秒瞬間英作カラオケ」で、といった具合です。

    ◇詳しくは「2020 行正り香の英語講座プログラム」(第5回 6/14日(日)までの Homework)を参照。

    そうやって目的(ねらい)を変えながら、やり方もどんどん変化させてやっていくことが、とても大事です。飽きるのは、ただただ同じものを同じようにやっているからかもしれません。

    り香さんは赤毛アンの本を何度も読んでいますが、昔はストーリーだけを追っていました。でも今はちょうど、ダイアナの果樹園のお話しのところでライラックやスイセンなど植物の名前を覚える目的にしぼって、読んでいます。

    このように工夫をすれば、同じものを繰り返し読んでも、まったく飽きることがありません。

    おわりに

    今回もなんとかまとめることができました。り香さん、娘さんたち、いつも楽しくて深い学びを、ありがとうございます。

    質問がたいへん多く、すべてのQ&Aを掲載できませんでした。何卒ご了承下さい。

    ここまで読んでいただき、感謝いたします。

    ではでは〜、またきて下さいね!

    参考インスタ動画>>>IGTV「行正り香の英語講座 3」2020年5月31日

    参考動画>>>IGTV「行正り香の英語講座 1」2020年5月19日

    参考動画>>>IGTV「行正り香の英語講座 2」2020年5月24日

    関連記事>>>【行正り香の英語講座 1】学び方のイントロダクション

    関連記事>>>【行正り香の英語講座 2】聞く力からゲットしよう!