行正り香さんの朝日新聞「輝く人」を読んで

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    朝日新聞「輝く人」

    こんにちは!えひめのMiho(@ehimemiho)です。

    9月29日の朝日新聞「輝く人」に、料理研究家の行正り香さんが掲載されていましたね。タイトルは「英語力 褒めて伸ばす」

    行正り香さんはいま仕事の軸を英語教育へ広げつつあり、製作した英語教材カラオケEnglishが水戸英宏小学校等で導入が始まるなど、ますますご活躍です。

    いつもチャレンジングで輝くり香さんは、私の憧れです。

    新聞記事では、褒められたことがどうやってり香さんの人生を変えてきたかや、こつこつ取り組む大切さについてとても分かりやすく書いてありました。

    私は2012年頃から毎年数回、イベントや講演会でり香さんのお話しを聞いてきましたが、新聞を読んで「やっぱりなぁ、素晴らしいな」と胸がジーンとしました。

    そして、これまで目にした二つのエピソードを思い出して、その感動はぐっと深くなりました。

    そのエピソードとは、

    ・り香さんのお母さまの「褒める力」

    ・カラオケEnglishができるまでの長い長い努力の積み重ね

    の二つです。

    母よし子さんの「褒める力」

    2018年春、英語本の出版記念のツアーで行正り香さんが広島にやってきた時のことです。一緒に全国をまわっていた母よし子さんとお話しをする機会がありました。

    私が「り香さんは料理以外にもカラオケEnglishや英語の本までつくって、素晴らしいですね」と言うと、

    お母さまはふんわりおっとりした口調で

    「本当に、そう思います。すごいなぁとびっくりしてます。こんなにみなさんにも喜んでもらって…私もおかげで一緒に楽しんでいます」とおっしゃいました。

    そして「り香が机に向かって一人ニコニコしてるから、なぁに?って聞いたら『この色いいでしょ』って絵の調整を延々とやっていて…本当に感心してます」と、り香さんのお話しが途切れないほどでした。

    私はこの時「このお母さまにしてり香さんありだ!」と直感しました。

    なぜなら、初めて会う私にさえ謙そんしたりお茶を濁すことなく褒めるのだから、きっとり香さんが幼い頃からポジティブな言葉をたくさん伝えてきたにちがいない、と思ったからです。

    「いいね、って言われたことが自分を変えてくれた。ポジティブなことばは一生、残るんです」

    朝日新聞9/29「輝く人」より

    この言葉のルーツが垣間見れた、心に残る出来事でした。

    カラオケEnglishができるまでの、長い長い努力の積み重ね

    新聞記事でも紹介されているネット上で提供する音読教材「カラオケEnglish」のサービス開始は2018年2月でした。でも私の記憶が正しければ 笑、完成までの道のりのスタートはずいぶん昔にさかのぼります。

    ここで、勝手にさかのぼってみます!

    2017年夏:カラオケEnglishのデモを使った英語クラスがスタート。7クラス250人の生徒さんが学びました。その間、イラストや画面のボタンなどがどんどんアップグレードされていました。

    2015年:カラオケEnglishの原型を見せて頂いたことがありました。素人の私からするともうすでに完璧だったので「きっともうすぐ発売だ、楽しみ〜」と思っていたらとんでもなかった!

    そこからサービス開始まで2年半以上かかったんですね。

    「炭鉱夫のように」毎日何時間もコンテンツをつくっている…そんな言葉をたしかインスタで拝見したのもこの頃だったでしょうか。聞けば、描かれた3,500枚以上のイラストの色を、北欧のトーンになるように調整していたとか。なんと気が遠くなるようなお話でしょう。

    2007年:電通を辞め、退職金で子供向けの教育サイト「なるほど!エージェント」(無料)を立ち上げ。のちのカラオケEnglishのキャラクターたちはこのサイトで誕生しています。

    り香さんは「もうやめようかと思ったこともあったけど、やめないでよかった。なるほど!エージェントのキャラクターがあったから、カラオケEnglishが生まれた」と話していました。

    朝日新聞「輝く人」写真
    9/29 朝日新聞(朝刊)紙面より

    こうしてみると、カラオケEnglishが今の評判を呼ぶまでには、10年以上にわたるコツコツとした取り組みがあったことがよくわかります。

    その間もり香りさんは制作の苦労や宣伝めいたことをいっさい言わないで、本をたくさん出版し、NHKワールドで日本料理を教えたり、ステーキのお店FOOD/DAYSをオープンしたり…たくさんのお仕事をされていました。

    優雅な白鳥に見えるけれど、水面下ではせっせと水かきを動かし続けていたとわかって、とても尊敬しています。

    終わりに

    私は、新聞記事の最後の文章がとくに好きです。

    成績がふるわなくても、こつこつ取り組めば支えてくれる人が現れることを知っている。「私は英語で得をした。だからいろんな人にその力をシェアしていきたい」

    朝日新聞9/29「輝く人」より

    これまで私は、こつこつ取り組むことが好きだけど「頑張る=真面目」なイメージがあって、それがバレることが気恥ずかしくて嫌でした。

    でもこの記事を読んでとても励まされました。

    私も5年10年後に向かって子育てや仕事、ブログにこつこつ取り組んで、人生のお終いに「あー、おもしろかった!」と言いたいな。

    ここまで読んで下さって、ありがとうございました。

    ではでは〜、またきてくださいね!