行正り香さんに学ぶ、ヒュッゲなインテリアの作り方【大阪講演会レポート】

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    インテリア講演会

    みなさまハロハロ〜♫

    今日は、2019年4月21日に大阪で開催された行正り香さんのインテリア講演会の内容をシェアします。

    学びにあふれた90分間で、愛媛から日帰りで行って本当によかったです。

    り香さん最新刊のインテリア本
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    行正り香の家作り ヒュッゲなインテリア

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    はじめに

    (以下、演者:行正り香さんの語りで書きます。)

    今日は、インテリアをとおして「考えるプロセス」についての話しをします。

    学び方はすべていっしょ。セルフラーニングの発想が大切です。

    なぜなら他人に頼っていたら自分のものにならないから。

    今日は、帰りに飲むビールの泡とともに学んだことが頭から消えないよう、となり同士4人でワークをしながら進めます。

    <POINT>

    ①好きを知る

    ②マネをする

    ③変化を受け止める

    全てはセルフラーニング&引き算

    好きを知る

     1 まずは自分の好きなスタイルを知る。

    「ステキな家に住みたいなぁ」とぼんやり考えている段階で行動にうつしてしまうことが多い。

    すぐに家具屋に行き、椅子はコレ、ソファはコレと全体を考えずに買ってしまう。

    これは足し算なので自分のスタイルにはならないし、しっくりこない。

    まず「私はこんなインテリアが好き!」と言えるようになりましょう。

    著名な建築家のフランク・ゲーリー(wikipedediaへ)は、「自分のスタイルに出会うまで、様々なものを見てまわった」と言っています。

    ホテルやレストランなど自分の好きな空間へ足を運んだり、映画や洋書をみることでセルフラーニングしましょう。

    WORK①…あなたの好きなインテリアは何ですか?

    例えば、「かもめ食堂」に出てくる北欧風、「アメリ」のようなパリの部屋、モダン、クラシック、カントリーなど。

     2 自分の「好き」を解剖する。

    例えばベルサイユ風のインテリアが好きなら、

    ・映画「マリーアントワネット」を何回も観る

    ・登場人物ごとのカラーや、全体の色の調和を観察する。

    ・すべての色のトーンに統一感があるから、装飾の多い家具がすてきに見えると気づく

    こうして「なんとなく好き」を解剖していくことにより、ぼんやりした夢がはっきりしたイメージになる。

    ここまでできてやっとインテリアに活かせる。

    真似をする

    「家具からの逆算」をしましょう!

    どの家具屋さんを選ぶかで、でインテリアの世界観が決まります。

    家具屋をまわる際は、買うことのできるカジュアルなブランドばかり見に行かない。デザインのよい一流品を見て歩きデザインに対する審美眼をみがくこと。

    り香さんは好きな家具屋を探すためにアクタスカッシーナダンスクムーゲルルカスカンジナビアなど東京じゅうの主なインテリアショップをすべて回った。

    WORK②…好きな家具屋さんはどこですか?その理由は?

    1 家具屋では「なぜ私はここが好きなんだろう?」と問いながら巡る。

    自分が心地よいと思う家具屋では、ライティング、音楽、観葉植物や花の選び方や飾り方などを、五感を使って観察しましょう。

    り香さんはパークハイアットホテルのライティングが大好きで何十回も足を運び、全体の雰囲気から床、壁にいたるまで観察したそう。

    とにかく足で稼ぐ気持ちで!

    2 質問する

    例えばテーブルなら「素材はなんですか?表面の仕上げは?」とスタッフにたずね、「好きの解剖」に必要な情報をどんどんストックする。

    「見たのもは忘れる」と心得て、情報を写真や言葉で記録して後で検索したり人に伝えられるようにしましょう!

    書くときはアイテム別にページを分けたり、ツリー(木)のように階層的に書くとよい。

    3 面積の大きいものから決める。

    テーブルやソファー、キッチンならカウタートップといった具合に大きいものから決めます。

    本「行正り香のインテリア(Amazonへp76のアトリエのテーブルの理想は、映画「サウスオブアフリカ」でみたオーレヴァンシャーのテーブル

    エレガントで知性があるから大好きだったのでルカスカンジナビアに写真を見せ、価格をおさえた類似のものを2年かけて探してもらった。

    4 残りのアイテムは「串刺し」で決めていく。

    「串」はつまり「類似性」のこと。

    本「行正り香のインテリア(Amazonへ」の表紙で説明すると、

    ・絵の中の女性ショールのブルー→椅子のブルー

    ・絵の衣装の中東な感じ→椅子のクッションの模様にもリンクさせる

    ・絵の中の赤→敷物や壺の赤、カーペットのグレーに混じった赤

    とつなげて決めていった。

    単なる足し算ではないため、全てのアイテムが違うデザイナーや国のものであっても、心地よさが生まれている。


    行正り香の家作り ヒュッゲなインテリア 

    変化を受け入れる

    年齢とともに、インテリアに求めるものは変化する。

    例えば床なら、若い頃はフローリングが好きだったのが、歳をとると足に優しいカーペットが心地よく感じたり、バリアフリーの環境が優先になるなど。

    大切なのは、10年20年後を逆算して考えたり、一度作ったインテリアを変化させていくこと。

    「変化することもデザイン」といえる。

    WORK③…今日家に帰ったら、理想のインテリアのために何をしますか?

    おわりに

    講演会の集まったみなさまに皆さんにしてほしいのは、Learn & Share』です。

    つまり学んだことを外に向かってシェアすること。

    文章が苦手なら写真でも手段はなんでも良いのです。

    家に帰ってインスタなどに、今日の気づきや行動したことをシェアしてくださいね、

    きっと見にいって「いいね!」しますから。

    立ち姿も美しいり香さん
    立ち姿も凛として美しいり香さん

    いかがでしたか?

    今日は行正り香さんの承諾をえて、講演会の内容をシェアさせて頂きました。

    り香さんのインテリア本2冊
    り香さんのインテリア本2冊

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    ではでは。またきてくださいね!

    続編>>>「教えて行正り香さん!インテリアのQ&A

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