【行正り香の英語講座8】まとめ〜話す力は自作英文声出しで伸ばす

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    行正り香 英語講座

    みなさまハロハロ〜!えひめのMiho(@ehime_miho)です。

    今日は、7/5(日)に開催された行正り香さんの【英語講座8】のまとめを書きます。

    テーマは「話す力は自作英文声出しで伸ばす」です。

    ◆参考インスタ動画(IGTV)>>「行正り香の英語講座8」

    ◆講座資料>>「2020 行正り香英語講座(無料)全10回プログラム資料」申込みフォーム

    <講座8の宿題>
    □前回と同じ基本2の UNIT63,66 71 の字幕をオフにしてください。

    今度はこのイラストだけを見ながら、思いつくことを英語でどんどん声にだしてください。例えば UNIT63 の1枚目で思いつくこと、なんでもいいです。

    「2020 行正り香英語講座 資料」より

    話す力は自作英文の声出しで、伸ばす

    今日の講義は「考えをまとめる、まとめ方」なので、英語学習をする人だけではなく、すべての人にとって大切なお話しです。

    以前、インスタで募集して英語教室を開催していました。なかでも2クラス約70人の方は2年間続きましたが、最後の一年間に私が教えたことは、英語の学び方や発音のしかたではありません。

    英語だけならカラオケEnglishで自宅でも学んで頂けるので。では、レッスンでは何を教えていたのでしょう?

    それは「考えをまとめて、英語でスピーチすること」です。

    留学のスピーチクラスで学んだこと

    私は留学まで18年間日本にいて、「自分の考えを論理的にまとめて話す」練習を、まったくしたことがありませんでした。もちろん、プレゼンテーションも、一回もしたことはありませんでした。

    ところが、アメリカ留学で1年半のスピーチクラスが必修になって、それはもう震えあがるほど嫌でした 笑

    毎日毎日トピックを与えられ、それについてひたすらスピーチ。トピックはカードになっていてランダムで、準備の時間もほとんどないまま、決まった構成でのスピーチを求められました。緊張で体も頭もフリーズ、ドキドキして具合が悪くなるほどでした。

    でも振り返ると、私の人生のキャリア、仕事にいちばん役に立ったのがスピーチのクラスだったと思います。

    この経験から、みなさまにお伝えしたいことは、

    英語を話すということは「自分が思いついたことを英語で言える」ということ。

    そのために、ここから先は、ただ翻訳する(瞬間英作文する)のではなく「何かを見たら何かをいう」トレーニングが大切 

    ということです。トレーニングのポイントは3つあります。

    ①イラストを見たら、語るべきキーワード3つ探そう

    キーワードを3つにしぼり、組み立てる

    私はいつも「スピーチをするからキーワードを3つ探そう、インテリアを変たいからキーワードを3つ探そう」など、3つにしぼることを考えています。逆にいえば「3つ以外は捨てる」ということです。

    ではどうやって3つにしぼるか。

    ◆例えばwhat is your dream?(あなたの夢はなんですか?)と聞かれて、

    ◆こたえが My dream in the future is to become an interior designer. だとしますね。

    そうしたら、

    (1)話したいことがいろいろあるのを、まず箇条書きにする

    (2)その中から、いちばん需要なポイントを3つ抜きだす

    (3)どの順番だったらお終いまで聞いてくれるか?3つのトピックに至るまでに、何を話せば飽きずに聞いてくれるか?などを考える

    (4)そうすると、①なぜそう思ったかのバックグラウンド、②どんなインテリアデザイナーになりたいか、具体的なスタイルの話し、③夢実現のため、今どのように努力しているか?…の3つを話そう!と瞬時に思いつく流れになります。

    (5)さらにスピーチでは「私がはじめてインテリアに興味を持ったのは、小公女の本を読んだときでした…」と、夢と一見関係なさそうなお話しからはじめ、「え!この人なんのお話をしているの?」と、興味をもたせることも、できたりします。

    このインタレストに加えて、スピーチのイントロにユーモアもあれば、もっと素敵です。はじめにクスッと笑わせて、聞く人の心をキャッチできるからです。

    そこから、本題の3つのトピックを、時間配分しながら話す流れが、おすすめです。

    なぜ「3つのトピックにしぼる」技能が大切なの?

    な理由は、「3つのトピックにしぼる能力」が「セファール CEFR」という、ヨーロッパの英語習得の基準/テストに必ず入っているからです。

    セファール>>CEFRは”Common European Framework of Reference for Languages”の略で、「ヨーロッパ言語共通参照枠」の意味です。

    日本の英語テストは、大学受験でも○×方式で「正解か不正解か?」まちがいさがしが多いです。

    ところがセファールは、仕事をするために英語を話すのが最終目的なために、はかられる基準が「一枚の絵を見て説明ができて、自分の意見も付けて言えるかどうか?」になっています。

    そのためセファールの面接では、What do you think? State your opinion.という具合に、パッパパッパと求められます。

    その時に、先ほどのように5秒くらいで頭の中で3つのポイントを考えられなければなりません。このトレーニングを日本人はやったことがないために、とても難しいのです。

    絵をみて、最低3つ英語で何かを言うトレーニング

    では、具体的なトレーニング方法をご説明します。

    カラオケEnglishの【基本文法コース②:ユニット63】を使います。

    ①まず字幕をオフにして、Step2の音読をやる→②絵を見て、ストーリーを3つ語る。

    もしも②で、いきなり英語では難しかったら、まず日本語で言ってから、次にそれと全く同じ出なくてもいいので、英語にして伝えてみましょう。

    ◆例:さくらさん〜実際に聞いてみて下さいね!(IGTV40分あたり〜)

    ◆例:り香さん〜「2020 行正り香英語講座 資料」第8回より↓

     

    Kumasan and his daughters are having dinner at the table. He had cooked fried chicken, fried shrimps, and potato salad for dinner.

    One of his daughters is asking for salt to sprinkle on her fried chicken. Kumasan is a great cook, and he makes the girls very happy.

    このような文章が言えることを目標に、練習をしていく必要があります。

    自作英文の声出し〜これまでとの違いと大切さ

    ここまで(瞬間英作文まで)の学習では、教材を与えられて「ここを聞いて、話して、英訳して」など指示がありました。でも、今日紹介した「自作文の声出し」にはそれがありません。

    絵を見てパッと自由に3つの文を自作して英語で言う技能は、学校ではなかなか学びません。

    でも、これからどんな職業につくにしても、とても大切になる技能だと思います。

    ◆例えばスターバックスでアルバイトをするとしましょう。

    「ソーシャルディスタンスのステッカーを、ここに貼ると良いな」と自分のアイデアを持っていたら、店長に「ここにこうやって貼ると良いと思います。理由は3つあって…」と話し、納得させることができればすばらしいですね。

    それができれば「この人はクリエイティブに、一生懸命工夫をしているな」と思ってもらえるからです。

    ②make as many mistakes as possible たくさんミスしてたくさん声をだそう

    「とにかく、ミスしても頑張るぞー!」という気持ちで、声に出すことにトライしましょう。

    自作した英文を話すのは、とても勇気のいる恥ずかしいことですが、ミスをたくさんした先にこそ、成長があります。

    ◆例えば、この絵を見て、さいしょはどんな英語が言えるでしょう?

    It’s Kumasan. It’s Kari.

    そのくらいかもしれません。それでも、That’s perfectly fine. すばらしいです!

    ところが1年間カラオケEnglishで練習したら?基本3までできたら?…どうなるでしょう。

    Kumasan is a father who makes his girls very happy,even though he doesn’t earn so much money. He gives a lot of love for them.

    「クマさんは、あまり稼いでいないにもかかわらず、女の子をとても幸せにする父親です。彼女たちにたくさんの愛を与えています。」

    このように、関係代名詞を使って、さらにクリエイティブで温かいお話しができるようになるのです。

    ③Outputを増やすために外国人の先生がマストではない。ペットも助けてくれる

    アウトプットを増やすためには、必ずしも外国人に頼る必要はありません。

    外国人と話す機会がないから、アウトプットできないと思うかもしれませんが、それはちがいます。

    多くの人は、「〜をやってみたら?」と言われたとき、「お金がない、時間がない」などいろんな理由をつけます。でもそう言っていたら、な〜んにもできません 笑 

    なので、例えば英語だったら…

    ハクさんに向かって英語を話す行正り香さん 
    インコのハクさんに話しかけてアウトプット!

    Hi,Haku-san! Listen to me.In this picture,Kumasan and his daughters are having dinner. …と鳥さんに向かって話すこともできます。それでも十分なのです!

    こうして、自分で時間をつくり、クリエイティブに話をする練習をしていきましょう。

    おわりに

    今日お話した内容には、プレゼンテーションや講演会で話をするコツも、すべて含まれています。

    かなりアドバンスなことではありますが、仕事でスピーチする時などに参考にして下さい。

    「トピックを3つに絞る」ほかに、「アイコンタクトをとること」もスピーチでは大切です。人の目を見てスピーチする、ということです。

    英語のスピーチクラスでも、初めは天井を見たり下を向いたりしていたみなさんが、なんども練習するうちに、聞く人の目を見て話せるようになっていきました。

    だから、たくさん声に出して、繰り返し練習していきましょう。

    【英語講座8】の質問コーナー>>【行正り香の英語講座8】質問コーナーまとめ

    行正り香 英語講座

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