【行正り香の英語講座9】まとめ〜関係代名詞に触れて長文を読む!
みなさまハロハロ〜!えひめのMiho(@ehime_miho)です。
今日は、7/12(日)に開催された行正り香さんの【英語講座9】のまとめを書きます。
テーマは「関係代名詞に触れて長文を読む」です。
ご注意:講座資料では第10回の内容になります。
◆インスタ動画(IGTV)>>「行正り香の英語講座9」
◆講座資料>>「2020 行正り香英語講座(無料)全10回プログラム資料」申込みフォーム
<講座9の宿題>
□こちらの長文を声に出して3回音読しておいてください。
(Modern Japanese
Cooking は私の英語料理本です。Rizzoli から 2020年3月に出版されました)
1)最初は単語はわからなくていいから全体を
2)つぎは単語を調べて全体を
3)一文ずつ集中して発音に気をつけながら音読を
□こちらの英語は関係代名詞もほとんどない、短文が集まったスタイルです。
目次
講座のふり返り
【2020 英語講座< シーズン1>】ではここまで、英語学習のしかた全般を、みなさんと練習してきました。
学び方に始まり、発音の仕方、瞬間英作文で話す力をつける…など。そして、今日は私の思う英語学習の最難関、「関係代名詞」についてお話しします。
ここまで全体像をかけ足で進んできましたが、学べたのはほんの少しだと思います。
なぜかというと、本来は関係代名詞にいたるまでゆっくりじっくり、もういちど中学1-2-3年生のところをやり直したほうが早いからです。
でもこの<シーズン1>の10回講座は、「これから英語をやり直したい、学んでいきたい」方が対象なので、基本的な日常会話ができるようになることを目的に、かけ足で進めてきたわけです。
英語学習を登山にたとえると?
中学校で英語を学び始めたとき、もしも先生が山登りに例えて、
「これから登る山は○メートルの高さの山だよ。3合目はかなりきついけど、そこを越えたら5合目までは楽になる。
9合目はかなりの難関だから、半分の人は足が止まっちゃうかもしれない。でも時間をかけてゆっくり登れば、かならず山頂まで行けるよ!」
と、前もって言ってくれたなら、私たちは山登りがとても楽になったと思います。
そんな楽な山登りも、カラオケEnglishを使えばできるようになりますので、ご説明します。
まず、カラオケEnglishのホームページの「コース」をクリックし「基本文法コース」を選んで頂くと、基本1-2-3の各カリキュラムがのっています。
カリキュラムのpdf.を開くとそれぞれ中学1−2−3年生で学ぶ文法に対応していることが分かります。
中学3年間で学ぶ英文法はとても大切です。なぜなら、大学レベルであろうが、医療雑誌を読むレベルであろうが、それ以降の英文法の基礎になるからです。
英文法の難関ポイントとは?
それだけ重要な3年間の中学文法ですが、そこにはいくつかの難関ポイントがあります。
◆中学一年生レベルの「基本1」でまずひっかかるのが「be動詞」、次が「三単現のS」、その次が「不規則動詞」です。
「不規則動詞」で引っかかったときに、もしカラオケEnglishの解説で「もっとも多く使う、大事な動詞ほど不規則になりがちだよ」と知っていればどうでしょう?
不規則動詞に対して「あ〜、面倒くさい」ではなく「これは覚えるしかない!」と、しっかりプラクティスしていくことができます。振るい落とされずに、前に進めるのです。
◆基本2での難関は「未来形」ですがこれはさほど難しくはありません、ところが5合目くらいで難しい「受け身」になります。
その「受け身」も、その特徴さえ知っていればとてもわかりやすくなります。
「受け身」の例では、
I was hit by a car. 「私は車にひかれた」となりますが、これは
A car hit me.「車が私をひいた」
に比べて大げさに表現したいときに使います。それが受け身なんだ、と知っているだけで、山登りは楽になります。
◆中学3年生(基本3)の難関は、これからお話しする「関係代名詞」です。
「まだ基本1しか学んでいない、お子さんとジュニア入門コースをゆっくりやっている」という方にも、ぜひ聞いて頂きたいです。
なぜなら、いつか「基本3」にたどり着いたときに「り香さんが、関係代名詞は最難関だと言ってたな」と、なんとなく記憶しておくだけで、山登りが楽になるからです。
関係代名詞に触れて長文を読む
なぜ今日、最難関の関係代名詞をあえてやるかというと、ほとんどの文章が2つの文章をつないで一つになっているものだからです。
関係代名詞は、2つの文章を引っ付ける接着剤のようなものです。
例えば、This is a lamp which was produced in Denmark.
( This is a lamp. + This lamp was made in Denmark. )
この接着剤 which があることで、文を短くすることができます。
簡単な文ですが、小学生3−4年生くらいでも関係代名詞を使って、二つを一つにした文を話します。
⒈長文は短文でできている
関係代名詞を使えるようになると何が素晴らしいかというと、長文が読めるようになることです!
よく、長文読解は苦手という方がいらっしゃいますが、長文は短文が集まったものなので、関係代名詞ができれば自然に読めるようになります。
また、「カラオケEnglishには長文が読めるコースはないのですか?」ともよく聞かれますが、短文が読めれば長文は読めるようになるので心配はありません。
それよりも「関係代名詞を使って、二つの文を一つにする感覚」をやしなうことが大切です。
このとき、関係代名詞を理論(アタマ)で理解しようとする人は、山登りのルートから振り落とされます。
声に出して感覚を研ぎ澄ませるほうが、関係代名詞の難関を楽に越えることができます。
どんどん音読をして、「関係代名詞で二つの文章を一つにすると、洗練された話しができるのね」と、感じることが大事です。
では実際に、みんなでやってみましょう。
声に出してみよう
(ここはぜひ実際にIGTVをみながら、り香さんやさくらさんといっしょにトライしてくださいね♪)
【基本文法3のUNIT47】を開きます。
ここは少なくとも5回はやって頂きたい、重要なユニットです。
◆詳しい内容は「+マーク」>>「解説を読む」で読むことができます。
◆解説を読むより聞いたほうがよい方は、ユニットの途中で聞くことができます。解説を音読すると、さらに理解が進むのでおすすめです。
Step2:音読(口のマーク)のところをやります。
ここで大切なことは、文法用語で関係代名詞を理解をすることではなく、「二つの文章をつなぐ感覚」をやしなうことです!
難しく考えずに、お手本をマネて、ただ声に出してください。
例文:上段の2つの文が、関係代名詞を使うと下の一文になります。
とにかく、まず that で文をつないでみましょう!
①Blue has hamsters. Those hamsters go everywhere with Blue.
②とりあえず、関係代名詞で接着してみよう
→ Blue has hamsters【that】those hamsters go everywhere with Blue.
③う〜ん、hamsters が二回も出てきて、ちょっとウザイな…。ひとつ取っちゃおう。
→ Blue has hamsters【that】 go everywhere with him.
こんな感じで、まずは「あら、できたかも!?そうか、これが関係代名詞か…」と、なんとなく感覚がつかめたらオッケーです。
⒉長文を読むには関係代名詞が必要
このように関係代名詞を声に出して学んでいくと、英語の本も読めるようになっていきます。
例えば私の本「Modern Japanese Cookery by Rika Yukimasa」のIntroductionのところを、講義資料にも載せています。
こちらの英語は関係代名詞もほとんどない、短文が集まったスタイルです。
◆講座資料に掲載されています>>「2020 行正り香英語講座(無料)全10回プログラム資料」申込みフォーム
読みあげますので、よく聞いてみてくださいね→【IGTVの表示25分あたり】をどうぞ。
関係代名詞がわかってくると、「わ〜、長文!嫌だなぁ」とは思わなくなります。
・関係代名詞は、慣れるまでは面倒くさい。
・まずは理屈で理解をしないで、声に出す。
・とりあえず、瞬間接着剤で二つの文をバーンと引っ付ける。
・名詞が2個あってウザいな→一つにする。
⒊好きな本を選んで、スタイルを学ぶ〜私の好きな本
…こちらの内容は今回のIGTVには含まれなかったようです。
おわりに
関係代名詞は文法の最難関だと思います。
なので「すぐにできる、覚えられる」と期待せず、ゆっくりじっくり学んでいきましょう。
関連記事>>【行正り香の英語講座9】質問コーナーまとめ
次回はいよいよ、【2020 英語講座< シーズン1>】の最終回になります。
資料の第9回目の内容をお話ししますので、曜日が変わって7/18の土曜日、朝10時にお会いしましょう。
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